東北楽天ゴールデンイーグルスは今江敏晃監督就任1年目のシーズン。2023年はレギュラーシーズン最終戦までもつれた末にクライマックスシリーズ進出を逃すという悔しいシーズンとなった。2024年はその雪辱のシーズンとできるか。
今季の楽天は守護神・松井裕樹のメジャーリーグ移籍に伴い、昨季チームで唯一規定投球回を達成した則本昂大が抑えに転向。先発投手候補としては左腕の早川隆久、右腕の荘司康誠、内星龍といった若手に、田中将大、岸孝之らベテランの名前が挙がる。新加入のコディ・ポンセにかかる期待も大きい。そんな楽天の今週の先発ローテーションを予想する。
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楽天の先発投手予想カレンダー
※2024年シーズン終了
楽天の主な先発投手
エース格として期待されるのが2020年ドラフト1位で入団し、4年目を迎えた早川隆久だ。1年目に9勝を挙げた左腕だが、2年目は5勝、3年目は6勝と殻を破れずにいる。しかし今季は春季キャンプからアピールに成功し、オープン戦でも好投、自身初の開幕投手の座を掴んだ。初の規定投球回&二桁勝利を達成し、飛躍のシーズンとしたい。
2年目右腕の荘司康誠にも先発ローテーションの中心としての期待がかかる。ルーキーイヤーの昨季は19試合で109.2回を投げて防御率3.36、5勝3敗とまずまずの成績を残した。今季は開幕ローテーションを掴み取り、飛躍のシーズンとしたい。
ベテラン右腕の田中将大、岸孝之もまだまだ元気だ。田中は昨季、24試合で139.1回、岸は20試合で120.1回といずれも先発ローテーションの柱としてチームを支えた。田中は右肘手術の影響もあり開幕ローテーションからは外れる見込みだが、則本昂大の抑え転向により長い投球回を投げられる投手の重要性が増すだけに、2人の果たす役割は大きい。
今季から先発に転向した4年目右腕の内星龍にはブレイクの期待がかかる。昨季は北海道日本ハムファイターズでプレーしたポンセや、2021年に10勝を挙げた瀧中瞭太、昨季3勝を挙げた4年目左腕・藤井聖らがどれだけ先発陣を底上げできるかも重要だ。