レブロンやブラウン 最高のSFは? 全30チームの先発スモールフォワードをランキング|NBA 2024-2025シーズン

Stephen Noh

大西玲央 Reo Onishi

レブロンやブラウン 最高のSFは? 全30チームの先発スモールフォワードをランキング|NBA 2024-2025シーズン image

2024-2025シーズンのNBAで最強のスモールフォワードを擁するチームはどこだろうか。

『スポーティングニュース』では、全チームのスターターをランキング化する。

[AD] 完全無料でアマギフ500円分をGET! 今週のスポーツ結果予想クイズのテーマは?


どのチームも、レブロン・ジェームズ(驚くことに40歳を迎え今季もこのリストのトップに君臨する)のような大型スコアラーを守れる選手が必要だ。そういった選手が獲得できれば、早い段階で長期契約を結ぶ傾向にある。

ここでは、2024-25シーズンのNBAで先発出場が予想されるスモールフォワードの30選手をランキング化した。

ポジション別ランキング PG | SG | SF | PF | C

LeBron James
(Getty Images)

[AD] 楽天モバイル『最強プラン』なら追加料金なしでNBA全試合見放題!

2024-25シーズンのNBAスモールフォワードランキング

1位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)

レブロンはこの夏、アメリカ代表のベストプレイヤーとして活躍し、パリ・オリンピックではMVPに輝き、3個目の金メダルを獲得した。ジャンプショットは大幅に上達し、昨季はレイカーズでキャリア最高となる3ポイント成功率41.0%を記録。ドライブが強みなのは変わらず、トランジションでの力強さを見せる彼を止める術はない。

ディフェンスでは全ポゼッションで力を出すことは難しくなったが、それでも集中していれば良いディフェンダーであり、チェイスダウンブロックは未だに脅威だ。昨年は20シーズン連続でオールNBAチームに選出されている。健康を維持することができれば、2025年にその数字は21に伸びることとなるだろう。

2位:ジェイレン・ブラウン(ボストン・セルティックス)

昨季平均23.0得点、5.5リバウンド、3.6アシストを記録したブラウンは、3度目となるオールスター選出、そしてファイナルMVPに選出された。ショットクリエイターとして優秀で、昨季はオフボールでと1オン1のディフェンスで良い仕事をし、キャリア最高のディフェンシブシーズンを送った。試合によっては、優勝チームのベストプレイヤーであり、まだ28歳でキャリア全盛期真っ只中だ。

3位:ジミー・バトラー(マイアミ・ヒート)

バトラーがいよいよ年齢を感じさせ始めているのだろうか? 34歳だった昨年、彼の平均20.8得点、5.3リバウンド、5.0アシストは全て前年よりも落ちていた。3ポイントショットに限ってはよくなっていたが、シーズンを通してケガに悩まされていた。

バトラーがいつもは輝きを見せるプレイオフでも、コートに残ることはできなかった。それでもまだ攻守で有力な選手であり、試合終盤にクラッチショットを決められる存在だ。

4位:ポール・ジョージ(フィラデルフィア・76ers)

ジョージはリーグ屈指の2番手だ。昨季は成功率41.3%と、3ポイントショットも決めることができる。自らのショットをクリエイトすることができ、その証拠に平均22.6得点をマーク。203cmというサイズもあって、オールディフェンシブチームにも4度選出されている。

ジョエル・エンビードとタイリース・マクシーがすでにいる新チームに上手くフィットするだろう。

5位:ラウリ・マルッカネン(ユタ・ジャズ)

7フッター(213cm)でありながら、マルッカネンほどの動きができる選手は少ない。優れた3ポイントシューターで、ミッドレンジからも決めることができ、リム周りでも力強いダンクを叩き込む。平均25.3得点は昨季のジャズでトップだ。今季も十分に得点する機会が巡ってくるだろう。

Lauri Markkanen
(Getty Images)

6位:デマー・デローザン(サクラメント・キングス)

これまでドマンタス・サボニスとディアロン・フォックスを中心にオフェンスを構築してきたキングスの中で、デローザンは新たにフィットする手段を見つける必要がある。賢い選手であるだけに、問題なく見つけてくれるだろう。

あまり3ポイントショットを放たないデローザンではあるが、自分の得意なエリアに動くことにとても長けている。完璧なフットワークと優れたパンプフェイクを武器に、リーグ屈指のミッドレンジプレイヤーとなっている。ファウルを引き出すのも上手く、昨季は平均7.7本ものフリースローを記録した。

7位:ブランドン・イングラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ)

イングラムもまたミッドレンジで得点ができる選手だ。3ポイントショットも悪くはないが躊躇することが多く、それで評価が制限されてしまっている傾向にある。ボールを持っている時は、ピック&ロールプレイヤーとして有効で、昨季は平均20.8得点、5.7アシストと得点もアシストも高水準で記録していた。

8位:ジェイレン・ウィリアムズ(オクラホマシティ・サンダー)

ウィリアムズは万能なディフェンダーであり、3ポイントシューターとしても優れており、ドライブも有効なことから、シェイ・ギルジャス・アレクサンダーのパートナーとしてとても上手くフィットしている。平均19.1得点、4.5アシストと昨季は大きな成長を見せ、今季はブレイクアウトシーズンとなるかもしれない。

9位:デズモンド・ベイン(メンフィス・グリズリーズ)

昨年はシーズンの半分を欠場したベインだが、活躍し続けることができれば今季初のオールスター選出もあり得る選手だ。昨季はよりスコアラーとして要求されたが、自己最多となる平均23.7得点をマークしその期待に応えた。

動きの中でシュートすることに関して、ベインはリーグの中でも屈指の能力を持ち合わせている。強目のクローズアウトをアタックし、周りのためにプレイメイクもできる。そして素晴らしいショットフェイクを持っていることから「フライバイキング(Fly By King)」というニックネームをつけられている。

10位:フランツ・バグナー(オーランド・マジック)

バグナーはスコアラーとしてもディフェンダーとしても優秀で、昨季はマジックの2番手スコアラーとして平均19.7得点をマーク。しかし3ポイント成功率は28.1%と大幅に大幅に下降している。

注目記事:大谷翔平の最新成績&ランキングまとめ(外部配信)

OG Anunoby 050824
(Getty Images)

11位:OG・アヌノビー(ニューヨーク・ニックス)
12位:ブラッドリー・ビール(フェニックス・サンズ)
13位:ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)
14位:マイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ)
15位:カイル・クーズマ(ワシントン・ウィザーズ)

Cameron Johnson Brooklyn Nets
(NBA Entertainment)

16位:ジェイデン・マクダニエルズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
17位:キャメロン・ジョンソン(ブルックリン・ネッツ)
18位:クレイ・トンプソン(ダラス・マーベリックス)
19位:マックス・ストゥルース(クリーブランド・キャバリアーズ)
20位:RJ・バレット(トロント・ラプターズ)

Aaron Nesmith shooting a free throw
(Getty Images)

21位:ディロン・ブルックス(ヒューストン・ロケッツ)
22位:アーロン・ニースミス(インディアナ・ペイサーズ)
23位:デニ・アブディヤ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
24位:ハリソン・バーンズ(サンアントニオ・スパーズ)
25位:デリック・ジョーンズJr.(ロサンゼルス・クリッパーズ)

Andrew Wiggins
(NBAE via Getty Images)

26位:アンドリュー・ウィギンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
27位:ジョシュ・グリーン(シャーロット・ホーネッツ)
28位:アサー・トンプソン(デトロイト・ピストンズ)
29位:トーリアン・プリンス(ミルウォーキー・バックス)
30位:ザカリー・リザシェイ(アトランタ・ホークス)

原文:Best NBA small forwards for 2024-25: Ranking all 30 starters from LeBron James to Jaylen Brown and O.G. Anunoby(抄訳)
翻訳:大西玲央

本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

Stephen Noh

Stephen Noh Photo

Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。