最強のビッグマンは誰? 全30チームの先発センターをランキング|NBA 2024-2025シーズン

Stephen Noh

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2024-2025シーズンのNBAで最強のセンターを擁するチームはどこだろうか。

『スポーティングニュース』では、全チームのスターターをランキング化する。

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センターポジションはもう終わったなんて誰が言った?

ここ4シーズンのMVPはこのリストの上位2選手が占めている。ポストアップの数はかつてと比較して減ったかもしれないが、大きい選手であることにはやはりアドバンテージがある。センターポジションのタレント層はとても厚い。

ここでは、2024-25シーズンのNBAで先発出場が予想されるセンターの30選手をランキング化した。

ポジション別ランキング PG | SGSF | PF | C

Nikola Jokic Denver Nuggets
(NBA Entertainment)

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2024-25シーズンのNBAセンターランキング

1位:ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)

ヨキッチは4年で3度目のMVPに選出され、パリ・オリンピックではセルビア代表の一員として銅メダルを獲得した。誰かがそうでないと証明しない限りは、彼が世界最高の選手であることは変わらない。

ヨキッチほど試合をコントロールできる選手はいない。リーグ屈指の1オン1スコアラーであり、ビッグマン史上最高のパサーでもある。そして見た目以上にディフェンダーとしても優秀で、素早い手の動き、守備感度の高さ、そしてパスされたボールを蹴り飛ばす察知能力の高さを利用して巧みに相手のオフェンスをリセットする。

2位:ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers)

昨季のエンビードは2年前にMVPを獲得した時よりも優れたものだったが、ケガの影響で39試合しか出場できなかったことが響いた。試合数さえ足りていれば、平均34.7得点は3度目の得点王に値する活躍だった。さらに平均11.0リバウンドに加え、自己最多となる5.6アシストも記録した。

エンビードはそのサイズとスキルを駆使して、常にボックススコアを埋めていく選手だ。リムプロテクターとしても優秀であり、今季もまたMVP争いに絡んでくるだろう。

3位:ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)

ウェンバンヤマは20歳のルーキーでありながらも、最優秀守備選手投票で2位にランクインした。2年目は同賞を受賞するような活躍を見せてくれるはずだ。レイアップを試みる選手の気持ちを変えてしまうことに長けた選手は彼以上に存在しない。それもそのはず、彼はリーグトップの平均3.6ブロックを記録したのだ。そして平均1.2スティールも、予想しないようなところから腕が伸びてきて発生するなんていうシーンが多々あった。

守備に比べて攻撃ではまだそこまでの影響力は出せていない。平均21.4得点は記録したものの、3ポイント成功率32.5%を上昇させる必要があり、ポスト周りでもより効率的な数字を残したい。新たに加わるクリス・ポールの恩恵は大きく受けられるはずで、昨季と比べてより簡単な得点シーンが生まれることだろう。

4位:アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)

健康な時のデイビスは、リーグで最も恐れられているディフェンダーの1人だ。ペリメーターではガードを守れるほどの万能さで、そのサイズと身体能力から繰り出された平均2.3ブロックはリーグ4位だった。ロブキャッチ、インサイドでのフィニッシュ、そしてリバウンドにも長けている。

ここ数シーズン、彼のジャンプショットはあまり安定していないものの、オリンピックでは広がったシューティングレンジを見せつけた。

5位:バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)

アデバヨはオールディフェンブチームに5度選出されており、昨季はファーストチームに選ばれた。リーグで最もスキルの守備的ビッグマンの1人だ。どんなシステムでもプレイすることが可能で、ヒートの破壊力抜群なゾーンディフェンスの主軸となっている。

フィニッシャーとしても良い活躍ができ、少しずつ3ポイントエリアへとプレイエリアを広げようとしている。パサーとしても優秀で、特にショートロールからのプレイメイクが上手い。

Anthony Davis and Domantas Sabonis
(Getty Images)

6位:ドマンタス・サボニス(サクラメント・キングス)

サボニスはダブルダブル王だ。昨季は平均19.4得点、13.7リバウンド、8.2アシストを記録し、合併後のNBAダブルダブル記録を更新した。エルボーからはリーグ屈指のパサーで、堅実なスクリーンを駆使したドリブルハンドオフは強力だ。

ディフェンダーやリムプロテクターとしてはそこまで期待できないが、オフェンス面とディフェンシブリバウンドでその点を補う。

7位:カール・アンソニー・タウンズ

タウンズは史上最高のビッグマンシューターを自称している。一理あるかもしれない。昨季彼が記録した3ポイント成功率41.6%のうち多くは難しいショットであり、7フッターでありながらもこれだけの正確性を記録することは珍しい。

しかし、彼はただシューターなだけではない。ポストでも有効で、パサーとしても機能する(だいぶ危険なパスも多いが)。ディフェンス意識は常に彼の課題となっているが、新天地のニックスでは優秀のウィングディフェンダーが彼を助けてくれるだろう。ウェスタン・カンファレンス・ファイナルを除けば、2023-2024シーズンは素晴らしい活躍を見せた。

8位:アルペレン・シェングン(ヒューストン・ロケッツ)

シェングンはリーグ屈指の派手なパサーだ。3シーズン目は自己最多となる平均5.0アシストを記録したが、今季はチームメイトのレベルも上がったこともあり、この数字はさらに上昇するだろう。ポストでのクレバーな動きから、味方のオープンショットを生み出すことができる。

ローポストでアドバンテージを生み出せることができる数少ないオールドスクールセンターでもあり、昨季は平均21.1得点をマークし、最優秀躍進選手(MIP)投票で3位にランクインした。フットスピードの遅さと外からのショットのなさによって制限される場面もある。

9位:ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

ゴベアは昨季の最優秀守備選手であり、平均2.1ブロックの活躍でウルブズがリーグトップの守備力を誇る要因となった。

ゴベアのリムプロテクションは否定できないものだ。しかしオフェンスではポストムーブの下手さ、キャッチ能力の低さ、ジャンプショットのなさから制限されてしまうことが多い。リバウンド力とロブパスのフィニッシュでそれを補う。

マイナス面の多さもあって、ゴベアは常に評価が大きく分かれる。

10位:ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

ここ最近は出場停止やケガの影響でなかなかコートに立てていない。退場処分さえ受けていなければ、未だに優れたディフェンダーであり、良いパサーとして活躍ができる。

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Jarrett Allen Cleveland Cavaliers
(NBA Entertainment)

11位:ジャレット・アレン(クリーブランド・キャバリアーズ)
12位:マイルズ・ターナー(インディアナ・ペイサーズ)
13位:ブルック・ロペス(ミルウォーキー・バックス)
14位:アイザイア・ハーテンシュタイン(オクラホマシティ・サンダー)
15位:イビツァ・ズバッツ(ロサンゼルス・クリッパーズ)

Al Horford 05252024
(NBA Getty Images)

16位:アル・ホーフォード(ボストン・セルティックス)
17位:ウェンデル・カーターJr.(オーランド・マジック)
18位:ヤコブ・パートル(トロント・ラプターズ)
19位:ディアンドレ・エイトン(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
20位:ニック・クラクストン(ブルックリン・ネッツ)

Clint Capela Atlanta Hawks
(NBA Entertainment)

21位:クリント・カペラ(アトランタ・ホークス)
22位:デレック・ライブリー二世(ダラス・マーベリックス)
23位:ユスフ・ヌルキッチ(フェニックス・サンズ)
24位:ヨナス・バランチュナス(ワシントン・ウィザーズ)
25位:ニコラ・ブーチェビッチ(シカゴ・ブルズ)

John Collins
Getty Images

26位:ジョン・コリンズ(ユタ・ジャズ)
27位:ジェイレン・デューレン(デトロイト・ピストンズ)
28位:マーク・ウィリアムズ(シャーロット・ホーネッツ)
29位:ザック・イディー(メンフィス・グリズリーズ)
30位:ダニエル・タイス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)

原文:Best NBA centers for 2024-25: Ranking all 30 starters from Nikola Jokic to Joel Embiid and Victor Wembanyama(抄訳)
翻訳:大西玲央

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.