最高のSGは? 全30チームの先発シューティングガードをランキング|NBA 2024-2025シーズン

Stephen Noh

大西玲央 Reo Onishi

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2024-2025シーズンのNBAで最強のシューティングガードを擁するチームはどこだろうか。

『スポーティングニュース』では、全チームのスターターをランキング化する。

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リーグ最高のシューティングガードをチェックしてみると、NBAはベストプレイヤーをポイントガードに配置し、より頻繁にボールを持たせる方向にシフトしている傾向があることに気付く。

たとえ得点がメインの選手であったとしても、ほとんどのオースターガードはその傾向に当てはまる。それでも、オールNBA級のシューティングガードは存在するが、このリストの上位数名を最後に一気に減ってしまうのがわかる。

ここでは、2024-25シーズンのNBAで先発出場が予想されるシューティングガードの30選手をランキング化した。

ポジション別ランキング PG | SG | SF | PF | C

Anthony Edwards
(Getty Images)

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2024-25シーズンのNBAシューティングガードランキング

1位:アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

エドワーズにとって、時は今だ。パリ・オリンピックに参加したアメリカ代表の中でもベストプレイヤーのひとりであった上に、昨季はウルブズの得点源としてウェスタン・カンファレンス・ファイナル進出を果たした。平均25.9得点、5.4リバウンド、5.1アシストの活躍で、MVP投票では7位にランクイン。さらにオールNBAセカンドチームにも選出された。

リングに向かうエドワーズはまさにアンストッパブルであり、コートのどこからでも決められるジャンプショットも持つ。1オン1でのディフェンスも大きく成長し、試合終盤に相手を封じ込めることができる。成長すべきポイントとしては、ダブルチームからのパスだろう。今季は何度もダブルチームに直面することとなるはずだ。

2位:デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)

ブッカーは昨季サンズで平均27.1得点、6.9アヒアウロ、4.5リバウンドを記録し、オールNBAサードチームに選出された。どこからでも得点できる脅威のスコアラーであり、近年ではディフェンス能力も上昇している。

3位:ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)

平均26.6得点、6.1アシストを記録したミッチェルは、5年連続でオールスターに選出された。キャバリアーズではよりボールハンドラーとしての役割を担い、元々あった得点力に加えてパサーとしても素晴らし活躍を見せた。長年批判の対象にあった彼のディフェンス力も、昨季は大きな成長を見せた。

4位:カイリー・アービング(ダラス・マーベリックス)

2023-2024シーズンでは、健康でプレイしていればどれだけの選手なのかを見ている人全てに思い出させたアービングは、リーグ屈指の2番手としてマーベリックスのNBAファイナル進出に貢献した。

今でも最強のハンドリングを持ち合わせ、優れた身体能力も未だ健在で、昨季記録したダンク数6本はキャリア最高だった。昨季はルカ・ドンチッチの横で、平均25.6得点、3ポイント成功率41.1%という素晴らしい数字を残した。

5位:デリック・ホワイト(ボストン・セルティックス)

なんでもこなしてくれる優秀ガードのホワイトは、オールスター選出こそ逃したものの優勝を果たし、オールディフェンシブチームにも2年連続で選出された。

ホワイトでリーグとしてリーグのベストショットブロッカーであり、ガード相手の1オン1での守備も頭抜けている。3ポイント成功率も39.6%を記録し、シューターとしても頼れる存在となった。パサーとしても、平均5.2アシストはセルティックスの中で最多を誇るものだった。

Khris Middleton
(Getty Images)

6位:クリス・ミドルトン(ミルウォーキー・バックス)

ミドルトンは2022年にオールスター選出されて以来、常にケガに悩まされている。昨季はほとんどの試合で出場時間が制限され、55試合にしか出場していない。

それでも、出場しているときは平均15.1得点を記録し、バックスの3番手として活躍した。より彼の得点力が必要になったプレイオフでは、その数字を24.7得点まで上昇させた。ディフェンダーとしてはあまり期待できなくなっているが、100%に近い状態であればまだスコアラーとして活躍ができる。

7位:ミケル・ブリッジズ(ニューヨーク・ニックス)

ブリッジズが最優秀守備選手投票で2位だったのはわずか数年前だ。以来、ディフェンスでそこまでの存在感を示してはいないが、それでもまだ優秀なディフェンダーと呼べるだろう。ネッツの1番手ではなくニックスの3番手になったことで、3ポイントシューターとしてもより有効になるだろう。

8位:アレックス・カルーソ(オクラホマシティ・サンダー)

カルーソはスクリーンをかけることが難しく、相手から頻繁にターンオーバーを強いることができる強烈なディフェンダーだ。彼以上の1オン1ディフェンダーは存在しないと言っても良いかもしれない。タフさもあるため、自分よりもサイズのある選手相手でも守ることが可能だ。

スコアラーとしても成長しており、昨季はブルズで3ポイント成功率40.8%を記録しているが、まだシューターと呼ぶには躊躇する場面が多い。

9位:コービー・ホワイト(シカゴ・ブルズ)

昨季ブレイクアウトシーズンを送ったホワイトは、その証拠に最優秀躍進選手投票で2位にランクインした。平均19.1得点、5.1アシストは共に自己最多で、ボールハンドラーとしても役割が格段に増え、ピック&ロールガードとして大きく成長した。

シューターとしては波があるものの、毎年最終的に3ポイント成功率37%くらいに着地する。ディフェンスでも努力が見られるが、どうしてもサイズを理由に標的にされてしまうことが多い。

10位:オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)

昨季はスロースターとを切ったことで先発メンバーから外されてしまったリーブスだったが、徐々に調子を上げていき、レイカーズがなぜ彼を高く評価しているのかを証明する活躍を見せた。

最終的に平均15.9得点、3ポイント成功率36.7%を記録。相手からファウルを引き出すことに長けており、重要な局面でも尻込みしない。ディフェンダーとしても、周りの評価以上の活躍を見せている。

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Marcus Smart Memphis Grizzlies 102923
(Getty Images)

11位:マーカス・スマート(メンフィス・グリズリーズ)
12位:ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(オーランド・マジック)
13位:CJ・マカーラム(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
14位:タイラー・ヒーロー(マイアミ・ヒート)
15位:ブランドン・ミラー(シャーロット・ホーネッツ)

Anfernee Simons Portland Trail Blazers
(NBA Entertainment)

16位:アンファニー・サイモンズ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
17位:ジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ)
18位:アンドリュー・ネムハード(インディアナ・ペイサーズ)
19位:ブランディン・ポジェムスキー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
20位:ボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)

Devin Vassell
(Getty Images)

21位:デビン・バセル(サンアントニオ・スパーズ)
22位:テレンス・マン(ロサンゼルス・クリッパーズ)
23位:ケビン・ハーター(サクラメント・キングス)
24位:ケリー・ウーブレイJr.(フィラデルフィア・76ers)
25位:コリン・セクストン(ユタ・ジャズ)

Getty Images

26位:キャム・トーマス(ブルックリン・ネッツ)
27位:ジェイデン・アイビー(デトロイト・ピストンズ)
28位:クリスチャン・ブラウン(デンバー・ナゲッツ)
29位:ジョーダン・プール(ワシントン・ウィザーズ)
30位:グレイディ・ディック(トロント・ラプターズ)

原文:Best NBA shooting guards for 2024-25: Ranking all 30 starters from Anthony Edwards to Donovan Mitchell and Derrick White(抄訳)
翻訳:大西玲央

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。