NBA最強の司令塔は? 全30チームの先発ポイントガードをランキング|NBA 2024-2025シーズン

Stephen Noh

大西玲央 Reo Onishi

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2024-2025シーズンのNBAで最強のポイントガードを擁するチームはどこだろうか。

『スポーティングニュース』では、全チームのスターターをランキング化する。

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このリーグで先発ポイントガードになるためのハードルは、かつてないほど高くなっている。

ほとんどのNBAオフェンスの原動力となっているのは、自分のためと周りのため両方のクリエイトができるリードボールハンドラーだ。このリストの上位18人のポイントガードのうち17人が、少なくとも1回はオールスターゲームに出場している。唯一の例外であるジャマール・マレーでさえも、まだオールスター出場経験のない選手の中で最高の選手のひとりだと多くの人が考えている。

ここでは、2024-25シーズンのNBAで先発出場が予想されるポイントガードの30選手をランキング化した。

ポジション別ランキング PG | SGSF | PF | C

Luka Doncic
(NBAE via Getty Images)

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2024-25シーズンのNBAポイントガードランキング

1位:ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)

ドンチッチがこのリストのトップに立つのは今季が初めてだが、しばらくは首位の座をキープし続けるかもしれない。

ドンチッチは昨季、平均33.9得点、9.8アシスト、9.2リバウンドを記録し、自身初の得点王に輝いた。その結果、5年連続でオールNBAファーストチームに選出され、MVP投票でも3位に入った。前評判を上回るファイナル進出へとマーベリックスを導いたドンチッチは、ボストン・セルティックスとのシリーズで力尽きるまで、まさに止められない活躍を見せた。

ドンチッチは昨季キャリア最高となる3ポイント成功率38.2%を記録。さらに1オン1での圧倒的な得点力と非凡なパス能力も相まって、史上最も守るのが困難な選手の1人となっている。 

2位:シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)

2024年のMVP投票で2位となったギルジャス・アレクサンダーは平均30.1得点、6.2アシスト、5.5リバウンドを記録。独特なモーションでレーンに切り込むこの狡猾なガードは、4年連続で平均ドライブ数がリーグトップとなった。

1試合平均2.0スティール、0.9ブロックを記録したギルジアス・アレクサンダーは、オールディフェンシブチームの候補にも挙げられるほど、ディフェンダーとしても大きく成長した。パスレーンでの予測能力も高く、今や優れたツーウェイプレイヤーだ。

3位:ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)

ブランソンほど武器も多いポイントガードはいないだろう。あらゆるムーブを駆使して、自分が好むスポットに移動することが可能だ。ミッドレンジからの脅威でありつつ、3ポイント成功率は40.1%を記録し、リム周りでも優れたフィニッシャーだ。

188cmという小型でありながらも、ブランソンが接触を好む。ポストでプレイすることに抵抗はなく、ディフェンスで狙われることもあるが、そこでもハードに競い合う。その証拠に昨季はテイクチャージ数でリーグ2位だった。

4位:ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

カリーはいまだにリーグのトップシューターと言って良いだろう。昨季の3P成功数357本はリーグトップで、成功率は40.8%という高確率を記録。フリースロー成功率の92.3%は当時チームメイトのクレイ・トンプソンに次ぐリーグ2位だった。

昨季のこのランキングではカリーが1位だったが、ついに年齢が彼に追いつき始めたようだ。複数の試合を欠場することが多くなっており、36歳の今季もそれはあまり変わらないだろう。しかし終盤に変えて強くなっていくタイプであり、昨季は自身初のクラッチ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、パリ・オリンピックでは最後の2試合で素晴らしい活躍を見せた。

Stephen Curry Golden State Warriors
(Getty Images)

5位:タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)

ハリバートンほどトランジションに優れた選手はいない。ペイサーズは彼の流れるようなオフェンス能力に傾倒し、昨季はボストン・セルティックスに次ぐリーグ2位のオフェンス力を誇った。

3ポイントのレンジはとても広く、リーグ屈指のパサーでもある。彼の平均10.9アシストは昨季のリーグトップだった。さらに平均20.1得点を記録し、スコアラーとしても脅威となり、ペイサーズのイースタン・カンファレンス・ファイナル進出に大きく貢献した。

6位:デイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)

リラードのスタンダードからすると、昨季の彼は不調だったと言えるだろう。平均24.3得点、7.0アシスト、4.4リバウンドというスタッツは決して悪いものではないが、3P成功率35.4%は彼らしくない数値だ。オールスターでの3ポイントコンテストで優勝していることからもそれは間違いない。

ドック・リバース・ヘッドコーチ率いるバックスと共に最初からトレーニングキャンプに参加できることで、今季はだいぶ改善されるだろう。不調と言いつつも、昨季は40得点超を3試合で記録している。

7位:ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)

オフコートの問題やケガの影響で昨季9試合しかプレイしていないことから、モラントのここでの評価は低下してしまった。それでも、その短い期間で彼は平均25.1得点、8.1アシストという素晴らしい活躍を見せた。身体能力お化けであり、スピードに乗ったときの彼はリーグ屈指の選手だ。

昨季のグリズリーズは散々だったが、より健康的なロスターを保つことができれば、モラントは再びリーグのトップポイントガードのひとりとなるだろう。

8位:ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)

フォックスはリーグ入りしてから毎年成長を見せている。昨季は自己最多となる平均26.6得点を記録しているが、その大きな要因が3P成功率が36.9%まで大きく伸ばせたことだ。外からのショットも身につけたことによって、トランジションやスクリーンを使った時に見せる凄まじいスピードがより強力な武器となった。

さらにディフェンダーとしても成長を見せ、昨季は平均2.0スティールでリーグトップ。彼はリーグの中でも過小評価されているスター選手のひとりだろう。

9位:タイリース・マクシー(フィラデルフィア・76ers)

マクシーは2023-24シーズンに平均25.9得点、6.2アシストを記録し、76ersの新たなリードボールハンドラーとして自らの殻を突き破るような活躍を見せた。優れたシューターでもあり、ジョエル・エンビードとすぐさまケミストリーを構築し、リーグ屈指のピック&ロールコンビとなった。

10位:ジャマール・マレー(デンバー・ナゲッツ)

マレーはナゲッツのナンバー2オプションとして平均21.2得点、6.5アシストを記録。プレイオフでは彼らしいビッグショットをいくつか決めていたが、長引くケガの影響で限定的な活躍となっていた。

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Jrue Holiday 060924
(Getty Images)

11位:ドリュー・ホリデー(ボストン・セルティックス)
12位:トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)
13位:ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)
14位:ラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)
15位:ケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)

Fred VanVleet

16位:フレッド・バンブリート(ヒューストン・ロケッツ)
17位:ダリアス・ガーランド(クリーブランド・キャバリアーズ)
18位:デジャンテ・マレー(ニューオーリンズ・ペリカンズ)
19位:ジェイレン・サグス(オーランド・マジック)
20位:イマニュエル・クイックリー(トロント・ラプターズ)

Mike Conley Minnesota Timberwolves
(NBA Entertainment)

21位:マイク・コンリー(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
22位:テリー・ロジアー(マイアミ・ヒート)
23位:ディアンジェロ・ラッセル(ロサンゼルス・レイカーズ)
24位:クリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)
25位:ジョシュ・ギディー(シカゴ・ブルズ)

Josh Giddey
(Getty Images)

26位:タイアス・ジョーンズ(フェニックス・サンズ)
27位:マルコム・ブログドン(ワシントン・ウィザーズ)
28位:デニス・シュルーダー(ブルックリン・ネッツ)
29位:スクート・ヘンダーソン(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
30位:キヤンテ・ジョージ(ユタ・ジャズ

原文:Best NBA point guards for 2024-25: Ranking all 30 starters from Luka Doncic to Jalen Brunson and Stephen Curry(抄訳)
翻訳:大西玲央

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。