八村塁は何位? 全30チームの先発パワーフォワードをランキング|NBA 2024-2025シーズン

Stephen Noh

坂東実藍 Miran Bando

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2024-2025シーズンのNBAで最強のパワーフォワードを擁するチームはどこだろうか。

『スポーティングニュース』では、全チームのスターターをランキング化する。

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リーグ最高のパワーフォワードについては、議論の余地があまりないだろう。MVP受賞2回のヤニス・アデトクンボは別格の位置にある。だが、いつかその立場に取って代わるような候補となる若手も多い。

ここでは、2024-25シーズンのNBAで先発出場が予想されるパワーフォワードの30選手をランキング化した。

ポジション別ランキング PG | SGSF | PF | C

Giannis Antetokounmpo Milwaukee Bucks
(NBA Entertainment)

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2024-25シーズンのNBAパワーフォワードランキング

1位:ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)

ここ6シーズンのアデトクンボは、MVP投票で常に4位以上となっている。30歳となるシーズンを迎えるが、キャリアのピークに近いことは変わらない。昨季のフィールドゴール成功率は自己最高の61.1%。リムへのドライブ力で平均30.4得点を記録した。トランジションで全力の彼を止めることは誰にもできない。

また、昨季のアデトクンボは自己最多の平均3.5アシストと、パサーとしても向上した。そのため、今の彼はダブルチームをするのがはるかに難しくなっており、攻撃面でさらに危険な選手となっている。ヘルプのカバー範囲も素晴らしく、リーグ有数のディフェンダーであることは変わらない。

2位:ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)

昨季のオールNBAファーストチーム選出で最も批判されたのがテイタムだ。しかし、彼はその名誉に十分ふさわしかった。彼の安定感は、セルティックスがリーグ最高成績で優勝を飾るのに役立ったのだ。守備の質が高く、平均26.9得点をあげ、リバウンドをうまく拾い、平均4.9アシストを記録するなど、ほぼすべてのことを高いレベルでこなした。

テイタムの唯一の問題は、試合終盤だ。プルアップジャンパーに大きく頼りすぎる傾向にある。だが、ビッグショットも決めるし、リーグで最もタフなひとりだ。

3位:ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)

36歳になったデュラントだが、リーグ有数のスコアラーであることは変わらない。昨季はFG成功率52.3%、3ポイントショット成功率41.3%、フリースロー成功率85.6%で平均27.1得点を記録した。本当にどのかたちでも得点をあげ、完璧な守備のカバーリングも破壊できる選手だ。ケガに悩まされたシーズンもあるが、昨季のデュラントは75試合に出場している。

4位:カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)

レナードにとって常に最大の疑問符となるのはケガだ。昨季はレギュラーシーズンの68試合に出場したが、2年連続でプレイオフは2試合出場にとどまった。

コートに立つ時は、リーグでトップ10に入る選手で変わらない。3P成功率41.7%、ミッドレンジからのショット成功率50.0%と、フロアのあらゆるところから素晴らしいショットを決められる選手となった。守備では年間最優秀守備選手賞を受賞した時ほどではない。だが、非常に優れたディフェンダーであることは変わらず、いつでもボールを奪うことができる。

5位:ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)

健康な時のウィリアムソンには、トップ10入りするポテンシャルがある。ペリカンズがロサンゼルス・レイカーズに敗れた昨季のプレイイン・トーナメントでは、40得点、11リバウンド、5アシストを記録した。ただ、不運にもケガで退場している。

2023-2024シーズンのウィリアムソンは、レギュラーシーズンで70試合に出場。意のままにリムに到達し、得点面でウェスタン・カンファレンス有数の脅威となっていた。キャリア序盤守備の強度も向上した。

Scottie Barnes and Pascal Siakam
(Getty Images)

6位:パスカル・シアカム(インディアナ・ペイサーズ)

シアカムはトランジションでリーグ有数の選手だ。それにより、ペイサーズではタイリース・ハリバートンと理想的なコンビとなっている。2月にトレードされて以降、ペイサーズで平均21.6得点を記録した。自ら質の高い攻撃をつくれることで、ハリバートンの得点面での負担も軽減させている。

シアカムはミッドレンジで大きな脅威であり、3Pも打てる。昨季は当初精度を欠いたが、ペイサーズで38.6%まで回復させた。7フィート3インチ(約221センチ)の素晴らしいウィングスパンを駆使した強力なディフェンダーでもあり、攻守両面での活躍により、毎年オールスター候補となる選手だ。

7位:パオロ・バンケロ(オーランド・マジック)

バンケロは素晴らしいパスや得点感覚で頭角を現している若手のひとりだ。マジックの攻撃で多くをつくる役割を託され、昨季は平均22.6得点、5.4アシストを記録し、初のオールスター選出を果たすなど、良い仕事ぶりだった。開幕からの好発進で3Pも成功率33.9%をマークしている。ただ、3Pに関してはもっと安定感が必要だ。

8位:スコッティ・バーンズ(トロント・ラプターズ)

昨季のバーンズは平均19.9得点、8.2リバウンド、6.1アシストを記録し、初のオールスター選出を果たした。3P成功率が34.1%と改善され、さらにレベルアップ。対戦相手は警戒せざるを得ず、ドライブレーンが広がる。また、ウィークサイドの対応が卓越しており、スティールも巧みな素晴らしいディフェンダーでもある。

9位:アーロン・ゴードン(デンバー・ナゲッツ)

ゴードンはナゲッツでロールプレイヤー以上の存在であり、チームが勝つために必要なことを何でもするだろう。対戦相手がニコラ・ヨキッチに過剰なヘルプをするたびに、ロブから強力なダンクを決める。守備ではどの試合でも相手のベストプレイヤーを守る選手だ。さらに、このポジションとしてはパサーとしてもリバウンダーとしてもプラスの存在となる。

10位:チェット・ホルムグレン(オクラホマシティ・サンダー)

ホルムグレンはリーグ最高級のブロッカーかつ信頼できる3Pシューターのひとりだ。また、ドリブルからつくり出すことも少しできる。

Chet Holmgren
(NBAE via Getty Images)

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11位:ジュリアス・ランドル(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
12位:ジャレン・ジャクソンJr.(メンフィス・グリズリーズ)
13位:エバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)
14位:キーガン・マレー(サクラメント・キングス)
15位:ジョナサン・クミンガ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)

Josh Hart 07012024
(NBA Getty Images)

16位:ジョシュ・ハート(ニューヨーク・ニックス)
17位:ジェイレン・ジョンソン(アトランタ・ホークス)
18位:PJ・ワシントン(ダラス・マーベリックス)
19位:八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)
20位:マイルズ・ブリッジズ(シャーロット・ホーネッツ)

  • 八村は堅実なアスリートで、リムにたどり着くことができる。ミッドレンジからのプルアップジャンパーを好み、レイカーズでは3Pシューターとしても大きく向上した。
Jerami Grant
(Getty Images)

21位:ジェレミー・グラント(ポートランド・トレイルブレイザーズ)
22位:ジャバリ・スミスJr.(ヒューストン・ロケッツ)
23位:ドリアン・フィニー・スミス(ブルックリン・ネッツ)
24位:パトリック・ウィリアムズ(シカゴ・ブルズ)
25位:トバイアス・ハリス(デトロイト・ピストンズ)

Caleb Martin / Miami Heat
NBA Entertainment

26位:ケイレブ・マーティン(フィラデルフィア・76ers)
27位:ニコラ・ヨビッチ(マイアミ・ヒート)
28位:ジェレミー・ソーハン(サンアントニオ・スパーズ)
29位:アレックス・サー(ワシントン・ウィザーズ)
30位:テイラー・ヘンドリックス(ユタ・ジャズ)

原文:Best NBA power forwards for 2024-25: Ranking all 30 starters from Giannis Antetokounmpo to Jayson Tatum and Kevin Durant(抄訳)
翻訳:坂東実藍

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Stephen Noh started writing about the NBA as one of the first members of The Athletic in 2016. He covered the Chicago Bulls, both through big outlets and independent newsletters, for six years before joining The Sporting News in 2022. Stephen is also an avid poker player and wrote for PokerNews while covering the World Series of Poker from 2006-2008.

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。