3ポイントコンテストはデイミアン・リラードが連覇 エキシビションマッチはカリーが勝利:結果・ハイライト・ルール|NBAオールスター2024サタデーナイト

大西玲央 Reo Onishi

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

3ポイントコンテストはデイミアン・リラードが連覇 エキシビションマッチはカリーが勝利:結果・ハイライト・ルール|NBAオールスター2024サタデーナイト image

日本時間2月17日(現地16日)からインディアナポリス州インディアナで開催されているNBAオールスター2024、2日目となる18日(現地17日)は3つのイベントが行われるNBAオールスター・サタデーナイトが開催された。

サタデーナイトの2つ目はリーグ屈指のシューターが集結したStarry 3ポイントコンテストだ。

第1ラウンドはリラード、タウンズ、ヤング、ハリバートンが26ポイントで並び、タイブレイクに持ち込まれる。30秒間のタイブレイクでは、リラード、タウンズ、ヤングが決勝ラウンドに進出した。

決勝ラウンドでは、タウンズ、ヤングが26ポイントで並ぶ中、リラードが最後のマネーボールを決め、26ポイントのスコアを獲得し、2023年の3ポイントコンテスト王者となった。これでリラードは3ポイントコンテスト連覇を達成した。

エキシビションマッチとなったカリー対サブリナは、サブリナが最初の10本中9本成功もあり、リラードに並ぶ並ぶ26ポイントをマークするも、カリーがそれを上回る29ポイントを獲得し、勝利した。

NBAオールスター ・3ポイントコンテスト スコア

優勝:デイミアン・リラード

選手 第1ラウンド 決勝
マリーク・ビーズリー 20  
ジェイレン・ブランソン 24  
タイリース・ハリバートン 26  
デイミアン・リラード 26 26
ラウリ・マルッカネン 25  
ドノバン・ミッチェル 21  
カール・アンソニー・タウンズ 26 24
トレイ・ヤング 26 24

コンテスト経過・ハイライト

※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。

12:04 カリーがStarryボールを2本とも外すも、今日の最高ポイントである29ポイントでサブリナに勝利。歴代最高シューターが圧巻のパフォーマンス。

12:02 サブリナが最初の10本中9本成功もあり、先ほど優勝したリラードの記録に並ぶ26ポイントをマーク。

11:55 サブリナ・ヨネスクーが登場。

11:54 ステフィン・カリーが登場。

△カリー vs サブリナ

11:46 リラードが最後のマネーボールを決め、26ポイントで3ポイントコンテスト2連覇を達成。

11:44 ヤングは最後のマネーラックを5本中4本成功させ、24ポイントでタウンズと並ぶ。

11:42 タウンズはStarryボールを2本決めるも、24ポイントにとどまった。

△決勝ラウンド

11:35 リラードが16ポイントで決勝ラウンド進出。

11:33 タウンズは16ポイントで決勝ラウンド進出。これでリラードが12ポイントを超えれば、決勝ラウンド進出が決定する。

11:32 ハリバートンは12ポイントで、ヤングが決勝ラウンド進出決定。

11:31 トップバッターのヤングは15ポイント。

△タイブレーク

11:28 前回王者のデイミアン・リラードが最後のマネーボールを決め、26ポイントをマーク。これで4人が26ポイントで並ぶ。30秒でのタイブレイクで上位3位が決勝ラウンド進出。

11:26 ラウリ・マルッカネンは25ポイントで惜しくも、敗退。

11:24 ジェイレン・ブランソンが最後のラックでポイントを落としてしまい、24ポイントにとどまり、敗退が決まる。

11:22 カール・アンソニー・タウンズも26ポイント。これでハリバートン、ヤングと並ぶ。これでミッチェルの敗退が決定。

11:20 今シーズン3P成功率トップのマリク・ビーズリーだったが、20ポイントにとどまり、第1ラウンド敗退。

11:18 タイリース・ハリバートンは26ポイント。ヤングと並ぶ。

11:16 ドノバン・ミッチェルは21ポイント。

11:14 トレイ・ヤングはスキルズチャレンジの疲れもあってか、最初はなかなか決めることができず。しかし、後半巻き返し、最後のマネーラックは5本全て成功し、26ポイント。

△第1ラウンド


3ポイントコンテスト2024の概要

3ポイントコンテストは毎年複数の選手が3ポイントショットの正確さを競う人気イベントだ。オールスターサタデーナイトではスキルズチャレンジに続いて2番目に行われるイベントとなる。

  • 開催日程:日本時間2024年2月18日日曜(現地17日土曜)
  • イベント開始予定時刻:日本時間10:00~
  • 会場(開催地):ルーカス・オイル・スタジアム(インディアナポリス州インディアナ)

今年は3ポイントコンテストとは別に、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーとWNBAニューヨーク・リバティーのサブリナ・ヨネスクーによる3ポイント対決も開催される。

3ポイントコンテスト2024出場選手一覧

  • マリーク・ビーズリー(ミルウォーキー・バックス)
  • ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)
  • タイリース・ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)
  • デイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)
  • ラウリ・マルッカネン(ユタ・ジャズ)
  • ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)
  • カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
  • トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)

関連:3ポイントコンテスト 歴代優勝者リスト

3ポイントコンテストのルール・フォーマット

3Pコンテストは、持ち時間70秒の間に、3Pラインの頂点と左右のウイング、そしてエンドラインと『Starry Zone(スターリー・ゾーン)』の各2箇所を合わせ、合計7箇所のラックから27本の3Pを放って決めた得点を競う。

各ラックに置かれるボールは5個ずつ。3Pライン頂点とウイングの間にあり、3Pラインより後方にある『スターリー・レンジ』のラックのみ、それぞれ『スターリー・ボール』と呼ばれる白色のボールが1つ配置される。白色のボールを決めると3点が加算される。

通常ラックのうち4基は、4個の通常ボール(1点)と1個のマネーボール(2点/各ラック5個目のボール)。もうひとつのラックはマネーボールラックとして5個すべてがマネーボールとなる。マネーボールラックは、各選手が好きな箇所に設置できる。通常ボール16個(16点)、マネーボール9個(18点)、3点ボール2個(6点)のすべてを沈めた場合の最高点は合計40点となる。

コンテストは2ラウンド勝ち抜き制。1回戦の上位3人が決勝ラウンドに進む。

 

 

 

大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

佐藤瑞紀 Mizuki Sato Photo

京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。