7月1日(日本時間2日)になってもフィラデルフィア・76ersはロスターのアップグレードに余念がない。フリーエージェントのスウィングマンであるポール・ジョージと合意に達したと報じられた数時間後にはチームは中心選手の1人も確保している。
複数の報道によると、76ersとタイリース・マクシーが5年総額2億400万ドル(約330億4800万円/1ドル=162円換算)の延長契約に合意したという。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、この契約は全額保証でオプションはついていない。
Maxey and his agent Rich Paul – Klutch Sports CEO – waited a year on the deal to allow the Sixers to maximize salary cap space and now land on a $200M-plus contract in the wake of Maxey’s breakout All-Star season at 23 years old. https://t.co/QTvQwDgQmH
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) July 1, 2024
Can confirm that Tyrese Maxey has agreed in principle to a five-year, $204 million max extension. Comes a few hours after the Sixers landed Paul George.
— Gina Mizell (@ginamizell) July 1, 2024
His willingness to wait gave him a smaller cap hold, allowing the Sixers to offer George the max.
Philadelphia 76ers All-Star Tyrese Maxey has agreed on a five-year, $205 million maximum contract, league sources tell @TheAthletic @Stadium. pic.twitter.com/IZybaS56Ui
— Shams Charania (@ShamsCharania) July 1, 2024
マクシーの得点力は昨季、3年連続で上昇し、レギュラーシーズンでは1試合平均25.9得点、6.2アシスト、3.7リバウンド、1.0スティールと、いずれも自己最多を記録。オールスターゲームに初出場し、76ersのスターセンターであるジョエル・エンビードがひざの故障で2か月の欠場を余儀なくされてからはチームを支え、最優秀躍進選手賞に選ばれた。
マクシーは昨季のNBAスポーツマンシップ賞受賞者で76ersの成功に欠かせない存在だ。レギュラーシーズン中のエンビードへ109アシストを記録しており、その割合は一緒にフロアにいた36分あたり4.1という数字で、これは1人の選手がもう1人の選手に100アシスト以上した31の組み合わせの中で4番目に高い割合だ。
76ersは昨夏、キャップスペースを確保するためにマクシーと延長契約を結ばなかったが、それ以降、彼はオールスター選手へと進化している。電光石火のクイックネスを持つガードだが、過去3シーズンで3ポイントショット成功率は41%をマークしている。今年はプレイオフの晴れ舞台で輝かしい活躍を見せた。そしてまだ23歳である。
76ersは2023-2024シーズン、マクシーとエンビードの両選手が出場可能だった試合で28勝7敗(.800)、100ポゼッションあたり11.0点差で対戦相手を上回り、勝率はボストン・セルティックスのフルシーズン成績(.795)をわずかに上回っている。
原文:Reports: Sixers, Tyrese Maxey agree to 5-year, $204M extension(抄訳)
翻訳:YOKO B
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