76ersのマクシーが2023-2024シーズンの最優秀躍進選手賞を受賞|NBAアウォード

大西玲央 Reo Onishi

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NBAは4月23日(日本時間24日)、フィラデルフィア・76ersのタイリース・マクシーが、2023-2024シーズンのKia NBA最優秀躍進選手賞(モスト・インプルーブド・プレイヤー/Most Improved Player/MIP)を受賞したことを発表した。

2019年のNBAドラフトで76ersに全体10位指名されマクシーは4シーズン目となる今季、平均得点(25.9)、アシスト(6.2)、リバウンド(3.7)、スティール(1.0)、ブロック(0.5)で自己最多を記録。さらにフィールドゴール成功率45.0%、3ポイントショット成功率37.3%、フリースロー成功率86.8%をマークするなど活躍し、オールスターゲームにも初選出された。

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投票は1位票が5ポイント、2位票が3ポイント、3位票が1ポイントとなる。マクシーは319ポイントを獲得(1位票51)。2位はシカゴ・ブルズのコービー・ホワイトで305ポイント(1位票32)、3位はヒューストン・ロケッツのアルペレン・シェングンで92ポイント(1位票6)だった。

以下、4位にオクラホマシティ・サンダーのジェイレン・ウィリアムズ、5位にニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソン、6位にワシントン・ウィザーズのデニ・アブディヤが続いた。

最優秀躍進選手受賞者には、ジョージ・マイカンの名を冠したトロフィーが贈られる。マイカンは基礎をマスターしたNBAで最初の支配的なビッグマン。「マイカン・ドリル」の名で知られるレイアップとフットワークの練習は、何十年にもわたってあらゆるレベルの選手の向上のために用いられてきた。殿堂入りしているマイカンは、7シーズンでNBA優勝5回、オールスター選出4回、オールスターMVP受賞、オールNBAチーム選出6回。NBA創設25周年、35周年、50周年、75周年の記念チームに選ばれている。

大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。