富永啓生がペイサーズとエグジビット10契約を締結

大西玲央 Reo Onishi

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7月5日、日本代表の富永啓生がインディアナ・ペイサーズとエグジビット10(Exhibit-10)契約を結んだ。富永のマネジメントを担当する『インディペンデンス』が発表した。

富永はこの夏にネブラスカ大学を卒業し、先日のNBAドラフト2024での指名は受けておらず、チームと直接契約する必要があった。無保証契約で開幕ロスター入りが約束されたものではないが、これでスタートラインに立てた状態だ。

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エグジビット10は無保証の最低年俸での契約で、レギュラーシーズン開幕までに2ウェイ契約に切り替えることが可能となる。まずはトレーニングキャンプでどれだけ結果を残せるかが重要となる。

過去には馬場雄大がダラス・マーベリックスと、渡邊雄太がトロント・ラプターズとエグジビット10契約を結んでおり、渡邊はそこから2ウェイ契約に切り替えられ、2020-2021シーズンの開幕ロスター入りを見事に達成している。

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富永は今年のサマーリーグは出場しないことをすでに発表しており、日本代表としてパリオリンピックに向けて活動中だ。

ネブラスカ大学最終年には出場したした32試合全てで先発し、得意の3ポイントショットを武器に平均15.1得点を記録し、チームをNCAAトーナメント出場へと導いた。

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契約が発表された5日は有明アリーナで韓国代表と強化試合を行なっており、7日にも同じ韓国代表と対戦する予定だ。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。