中谷潤人vsペッチ・ソー・チットパッタナの試合結果予想は? 参考オッズは?|10.14 Prime Video Boxing 10 DAY2

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

井熊知也 Tomoya Ikuma

中谷潤人vsペッチ・ソー・チットパッタナの試合結果予想は? 参考オッズは?|10.14 Prime Video Boxing 10 DAY2 image

JIJI Press

PRIME VIDEO BOXING 10 DAY2 中谷潤人 vs ペッチ・ソー・チットパッタナ

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10月14日(月・祝)、東京・有明アリーナで開催される『Prime Video Boxing 10』の2日目に、王者の中谷潤人とペッチ・ソー・チットパッタナによるWBC世界バンタム級タイトルマッチが行われる。

同大会セミファイナルでは、那須川天心がボクシング転向後初となる地域王座戦に挑むが、中止になった7月の防衛戦を仕切り直す田中恒成や、中谷の盟友でもあるオラスクアガら世界王者も参戦。特に初日を含め1つのイベントで7つのボクシング世界タイトル戦が行われるのは、日本のボクシング史上初となる。

関連記事:中谷潤人vsチットパッタナ WBC世界バンタム級タイトルマッチ|見どころ・勝敗予想オッズ・放送予定|10.14 有明アリーナ(外部配信)

ここでは、同大会2日目のメインイベント「中谷vsペッチ・ソー」の試合背景・勝敗予想・参考オッズ、プロフィール・戦績についてまとめる。この試合は同日、Amazonプライムビデオで独占ライブ配信される。

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🥊中谷潤人vsペッチ:WBC世界バンタム級タイトルマッチ

世界3階級制覇王者であり、現WBC世界バンタム級王者の中谷潤人が、今回も同級1位となるペッチ・ソー・チットパッタナと対戦する。前戦の初防衛戦でも、同級1位だったビンセント・アストロラビオを相手に、1Rで左ボディストレートを決め、衝撃のKO勝利を収めた。

バンタム級転向直後は調整に苦労した節も見えたが、この試合で一気に払拭。アンドリュー・モロニーを沈めた鮮烈なKOパンチでその名を轟かせた中谷だが、リング誌などの著名パウンド・フォー・パウンド・ランキングに今もランクインしており、世界が認めるファイターのひとりだ。本人もPFP1位を目指し、目標とする井上尚弥との直接対決を念頭においている。

今回の挑戦者ペッチ・ソー・チットパッタナは、ペッチ・CPフレッシュマートやタッサナ・サラパットの別名でも知られる、77戦76勝(53KO)1敗という圧倒的な戦績を誇る精鋭で、数々のユース王座を獲得してきた。唯一の敗北は現WBA世界バンタム級王者の井上拓真との対戦によるものだ。それ以降、28連勝を続けている。

大会前の時点では、ボクシングファンの興味はこの試合の先、中谷と井上拓真によるバンタム級統一戦にああったかもしれないが、初日のメインイベントで拓真が堤聖也に判定負けを喫して王座から陥落。ボクシングの怖さを思い知ることになった。ペッチはアンダードッグと見られているが、中谷も油断せずに臨む必要がありそうだ。

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🤔中谷潤人vsペッチの勝敗予想・参考オッズ

注目の勝敗予想とオッズだが、英最大手ブックメーカー『William Hill』によると、10月12日時点で中谷潤人のオッズは1.02倍、ペッチ・ソー・チットパッタナは13.00倍と、中谷が超圧倒的有利と見られている。

戦績では中谷が28戦28勝(21KO)、ペッチが77戦76勝(53KO)1敗と、実績面ではペッチが上回っている。しかし、KO率では中谷が75%、ペッチが69%と、わずかに中谷が上回っている。それでも両者とも高いKO率だ。

また、最も重要な点となるのが対戦相手のレベルだ。中谷は世界3階級制覇を達成する過程で、各階級で世界王者レベルのファイターと度々戦い、それに勝利している。ペッチのタイ国内での無名ファイターに対する連勝記録は世界レベル基準からすると評価するのは難しい。

両者ともにサウスポーで、長いリーチを活かしたファイトスタイルが特徴だが、中谷は万能型のサウスポーで、リーチの長さに加え、遠距離でも近距離でも戦えるパンチ力を持つため、ペッチより一枚上手だと予想される。中谷の上半身を前傾し、腰を落とした独特のフォームは海外では『Mantis』(カマキリ)を形容され、相手からすると自分の届かない位置から一方的に攻撃される恐怖心も生む。

最終的にスポーティングニュースでは中谷が中盤でKO勝利すると予想する。

📍中谷vsペッチ・ソー・チットパッタナの本誌予想:中谷の中盤戦KO勝ち

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🥊中谷潤人のプロフィール・戦績

  • 本名:中谷潤人(なかたに・じゅんと)
  • ニックネーム:愛の戦士/ネクストモンスター/Mantis
  • 出身地:三重県東員町
  • 生年月日:1998年1月2日(26歳)
  • 身長:172cm 
  • リーチ:174cm
  • スタイル:サウスポー(左ボクサーファイター)
  • 総試合数:28
  • 戦績:28勝0敗(21KO)
  • 主な獲得タイトル:
    2016年度全日本フライ級新人王
    初代日本フライ級ユース王座
    日本フライ級王座
    WBO世界フライ級王座
    WBO世界スーパーフライ級王座
    WBC世界バンタム級王座

🥊ペッチ・ソー・チットパッタナのプロフィール・戦績

  • 別名:ペッチ・CPフレッシュマート/タッサナ・サラパット
  • 出身地:タイ・ローイエット
  • 生年月日:1993年11月20日(30歳)
  • 身長:169cm 
  • リーチ:174cm
  • スタイル:サウスポー
  • 総試合数:77
  • 戦績:76勝1敗(53KO)
  • 主な獲得タイトル:
    WBCシルバー・バンタム級ユース王座
    WBC世界スーパーフライ級暫定ユース王座
    WBCシルバー・スーパーフライ級暫定ユース王座
    WBC世界フライ級ユース王座

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。

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スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。