NBAプレイオフの試合で10本以上の3ポイントショットを決めた選手は、NBA史上わずか2人しかいない。
そして、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はその中に入っていない。
カリーは惜しい試合が何度かあったが、プレイオフ単独試合での3P成功記録のトップにいるのは、スプラッシュブラザーのもう1人のクレイ・トンプソン(ウォリアーズ)とデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)だ。トンプソンは2016年にNBA史上最も象徴的なパフォーマンスで記録を更新。リラードが彼のその記録を抜くまで数年間記録を保持していた。
記録は破られるために作られるものだが、プレイオフにおけるリラードの単独試合での3P成功数記録を超えるのは簡単ではないことは確かだろう。
NBAプレイオフでの単独試合3P成功数の記録は?
リラードは現在、プレイオフ単独試合の3P成功数の最多記録(12本)を保持している。
リラードがこの記録を更新したのは、2021年のNBAプレイオフのデンバー・ナゲッツとのファーストラウンド(1回戦)の第5戦だった。ブレイザーズがダブルオーバータイムの末に敗戦したその試合で、リラードは3P17本中12本を沈めて55得点をマークしている。
歴代2位となる11本の3Pを成功させているのがトンプソンだ。その大爆発ぶりが「Game 6 Klay (第6戦の男)」の始まりだった。
カリーがプレイオフ単独試合で決めた最多3Pは9本。それも2度、2018年NBAファイナルの第2戦と2019年西地区決勝の第1戦で記録している。
順位 | 選手 | 3P成功数 |
1. | デイミアン・リラード | 12 |
2. | クレイ・トンプソン | 11 |
3. | デイミアン・リラード | 10 |
4. | ドノバン・ミッチェ (2回) | 9 |
ジャマール・マレー(2回) | 9 | |
ステフィン・カリー(2回) | 9 | |
レイ・アレン(2回) | 9 | |
ボヤン・ボグダノビッチ | 9 | |
デイミアン・リラード | 9 | |
クレイ・トンプソン | 9 | |
ジェイソン・テリー | 9 | |
ビンス・カーター | 9 | |
レックス・チャップマン | 9 |
NBAプレイオフにおけるキャリア最多3P成功数
プレイオフの単独試合での3P成功数の記録は持っていないかもしれないが、カリーほどポストシーズンで3Pを成功させた選手はいない。
カリーに次いで、トンプソン、レブロン・ジェームズ、ジェームズ・ハーデン、レイ・アレンがトップ5に名を連ねる。
順位 | 選手 | 3P成功数 |
1. | ステフィン・カリー | 604 |
2. | クレイ・トンプソン | 491 |
3. | レブロン・ジェームズ | 444 |
4. | ジェームズ・ハーデン | 390 |
5. | レイ・アレン | 385 |
6. | ケビン・デュラント’ | 358 |
7. | マヌ・ジノビリ | 324 |
8. | レジー・ミラー | 320 |
9. | ダニー・グリーン | 315 |
10. | JR・スミス | 294 |
原文:What is the NBA Playoffs single-game 3-point record? Damian Lillard, Klay Thompson headline list
翻訳:YOKO B Twitter:@yoko_okc
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