6月12日(日本時間13日)に行われたNBAファイナル2023第5戦、マイアミ・ヒート対デンバー・ナゲッツの一戦は、ナゲッツが94-89で勝利し、シリーズ4勝1敗として球団初優勝を飾った。
ヒートのジミー・バトラーは第4クォーター途中まで8得点と苦しんだが、終盤に2本連続の3ポイントショットや3本のフリースローを沈めるなど、連続9得点をマーク。残り1分58秒にはFT2本を決めて一時リードに導くなどし、チーム最多の21得点をあげている。
試合後、バトラーが報道陣の質疑に応じた。
――いつも、NBA入りしてから毎年何かを学んできたと言ってきた。今季、そしてこのチームから得たことで最も大きかったのは何か。
この選手たちと一緒に競うことができて、どれだけ感謝していることか。毎年、翌シーズンのチームがどうなるかは決して分からないものだ。とにかく感謝しているよ。本当に多くを学んだ。彼らは本当に多くを教えてくれた。彼らのためになし遂げたかったよ。間違いなく、ふさわしいからね。
でも、ひとつ学んだのは、彼らと競えてとても感謝しているということだ。
――今は大局的に見るのが厳しいと承知しているが、この4年はどうだったか教えてもらえるか。家と呼べるチームや街を見つけたか。
素晴らしかったよ。素晴らしいチームメイトたちと一緒になり、競うことができた。優勝を狙うチャンスを与えてもらった。僕はまだ心から信じているよ。ここでチームとして、球団として、マイアミの街として、なし遂げられるとね。
素晴らしい4年間だった。望まれ、愛され、感謝してもらえるのは、いつだって素晴らしいことだ。それは変わらないと思う。ただ今は、感謝している。ここまでやってきたことをね。及ばなかったけど、僕は恵まれている。僕は幸運だ。
――言い訳をする人ではないと分かっているが、カンファレンス・セミファイナルで足首を痛めたことは、その後のポストシーズンにどれくらい影響した?
ゼロだ。足首は大丈夫。ただ僕らが勝てなかったというだけだ。言い訳はない。彼らが倒した。それがすべてだ。