ケイレブ・マーティンの経歴と契約 ドラフト指名外からヒートのNBAファイナル進出に貢献

Benyam Kidane

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マイアミ・ヒートはケイレブ・マーティンという逸材を見つけた。NBAプレイオフ2023でマーティンは頭角を現している。

昨季のボストン・セルティックスとのイースタン・カンファレンス・ファイナル第7戦をベンチから見守ったマーティンは、その1年後、同じセルティックスとの東地区決勝第7戦でスターティングラインナップ入りしただけでなく、成功に不可欠な存在となったのだ。

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セルティックスとの第6戦まで、マーティンは平均16.2得点を記録していた。ポストシーズンを通じてフィールドゴール成功率55.3%、3ポイントショット42.2%と効率的に得点をあげている。

スタン・バン・ガンディはマイアミでの第6戦の試合中、マーティンを「シリーズMVP」と評した。第7戦の試合中には「このシリーズで彼は大金を稼いだね」と話している。

ケイレブ・マーティンの契約

マーティンは2022年、ヒートと3年2040万ドル(約28億5600万円/1ドル=140円換算)の契約を結んだ。

契約には2024-2025シーズンのプレイヤーオプションが含まれており、マーティンは翌シーズンで無制限フリーエージェントになる可能性がある。

シーズン サラリー
2022-23 $6,479,000
2023-24 $6,802,950
2024-25 $7,126,900 (PO)
2025-26 (UFA)

PO = プレイヤーオプション

UFA  = 無制限FA

ケイレブ・マーティンの大学時代のスタッツとドラフト

マーティンは2014年から2015年までノースカロライナステイト大学で過ごしてからネバダ大学に転校。2017年から2018年まで2シーズン、双子の兄コディ・マーティンと一緒にプレイした。

2017-2018シーズンのマウンテンウェスト・カンファレンス最優秀選手に選ばれたマーティンは、ネバダ大での2シーズンで平均19.1得点、5.3リバウンドを記録している。

2019年のNBAドラフトに臨んだマーティンだが、当日の夜は名前を呼ばれず。ドラフト指名外のFAとしてシャーロット・ホーネッツと契約し、ドラフト全体36位でホーネッツに指名されたコディとチームメイトになった。

ホーネッツでインパクトを残すのに苦しんだマーティンは、2021年8月にウェイブ(保有権放棄)される。

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どのようにケイレブ・マーティンはヒートに加入?

ホーネッツでウェイブされ、キャリアの岐路に立たされたマーティンだが、ヒートからの命綱で復活を果たす。

その命綱となったのは、ノースカロライナ出身のラッパー、J・コールからの電話だった。

ホーネッツでウェイブされてからも、マーティンはコール所有のジムに通い、ワークアウトを続けたのだ。ヒートのアシスタントコーチだったカロン・バトラーに連絡したのもコールだった。

バトラーは『The Charlotte Observer』で「彼から連絡があり、とても、とても才能ある選手がいると言われたんだ」と話している。

「彼(マーティン)はホーネッツから放出されたばかりだった。もちろん、我々はまだ才能を向上させようとしていたところだ」

そこでバトラーはマーティンをヒートとの練習場に招待した。

「(コールから)連絡があって、夏の公開スクリメージに(マーティンを)招待した。そこからは本当に彼が道を切り開いたんだよ。だが、ケイレブが優勝を競うチームの助けになれると見たコールの先見の明は素晴らしかったね」

そしてマーティンはヒートと2ウェイ契約を結ぶと、その後本契約につながり、さらに長期契約を結ぶに至ったのだ。

原文:Caleb Martin contract details: How Heat guard went from undrafted college star to NBA playoff savior(抄訳)

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Benyam Kidane

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Benyam Kidane is a senior NBA editor and has been covering the league for The Sporting News since 2016. In his spare time you can find him watching Allen Iverson highlights on repeat.