ウォリアーズのマイヤーズGM「選手たちに再びやり遂げるチャンスを与えたい」

Mark Medina, NBA.com

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ゴールデンステイト・ウォリアーズのボブ・マイヤーズGMがこの夏を楽しんでいるのは間違いない。先月、ウォリアーズはここ8年で4度目となるNBA優勝を果たした。優勝パレード後、マイヤーズGMはドラフトや様々なオフシーズンの動きでロスター編成に忙しかった。

『NBA.com』に対し、マイヤーズGMは「我々のチームと現状を気に入っている」と話した。

「選手たちに再びそれをやり遂げるチャンスを与えたい」

言い換えれば、ウォリアーズが再びケビン・デュラントと一緒になることは期待するなということだ。デュラントがどれほど貴重な存在になり得るか、彼らは直接知っている。2017年と18年の連覇に貢献した選手だ。しかし、そのデュラントがいない中で再び優勝を果たしたことで、ウォリアーズは現在の戦力でも快適に前進しているようである。

ファイナルMVPのステフィン・カリーやクレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドレ・イグダーラに加え、昨季のウォリアーズはオールスター選手のアンドリュー・ウィギンズや、コンボガードのジョーダン・プールにも頼ってタイトルに向かっていった。

そのウィギンズやプールと長期の延長契約を結ぶことを願うだけでなく、ウォリアーズは3年目を迎えるジェームズ・ワイズマン、2年目を迎えるジョナサン・クミンガとモーゼス・ムーディーが、2022-23シーズンにさらに大きな役割を担う準備ができるはずだと信じている。

ウォリアーズには、若い選手たちを犠牲にしたり、別の目玉補強となる選手を深く追い求めるつもりはないようだ。

マイヤーズGMは「良いグループなんだ。我々は幸運だよ。見ていて楽しめるだろう」と述べた。

「昨年の我々は本当に追い求めていた。次はまた追われる側になると思う。そうは思っていなかった。様子をみていこう。我々は対処できると思っている」

とはいえ、一定の困難が待ち受けているかもしれない。ウォリアーズはイグダーラが戻ってくるのを歓迎するだろうが、NBAで18年のキャリアを誇るベテランは、今後についてまだ決断を下していない。また、重要なペリメーターディフェンダー(ギャリー・ペイトン二世)がポートランド・トレイルブレイザーズに、多才なフォワード(オットー・ポーターJr.)がトロント・ラプターズに、協調的なロールプレイヤー(デイミオン・リー)がフェニックス・サンズへと去っていった。

これらの退団の多くは、ウォリアーズがラグジュアリータックス(ぜいたく税)の負担軽減を望んでいたことに関係する。だが、彼らがスター選手と若き才能で補完できると信じていたからでもあった。ウォリアーズは頼れるシューティングガード(ドンテ・ディビンチェンゾ)と契約し、最近オクラホマシティ・サンダーにウェイブ(保有権放棄)されたジャマイケル・グリーンの獲得も噂される。それにより、ペイトン二世やポーターJr.の穴埋めをより安価にできることをウォリアーズは望んでいるのだ。

マイヤーズGMは「ほとんどの選手を一緒に維持することができたが、健康を保たなければいけない」と話している。

「去年はやれると思っていなかったが、実現できた。これからどうなるかは、様子をみていこう」

原文:Golden State's Bob Myers: 'I want to give the guys a chance to do it again'(抄訳)

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