NBAは4月26日(日本時間27日)、ミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデーが、NBA 2021-22シーズンのトワイマン・ストークス・チームメイト賞に選出されたことを発表した。
2012-13シーズンから開始された同賞は、利他的なプレイ、ほかのNBA選手にとってメンターやお手本になるようなコート内外でのリーダーシップ、チームへの献身性を最も体現したチームメイトに与えられる。
ホリデーはニューオーリンズ・ペリカンズに在籍していた2019-20シーズンにも受賞しており、今回が2度目のチームメイト賞となる。複数回の受賞はホリデーが初となった。
The moment Coach Bud announces that Jrue has won the @NBA 2021-22 Twyman-Stokes Teammate of the Year Award. 🏆
— Milwaukee Bucks (@Bucks) April 26, 2022
Congrats, @Jrue_Holiday11!! pic.twitter.com/hrBfQp2nCm
NBA players have selected Milwaukee Bucks guard Jrue Holiday as the recipient of the 2021-22 Twyman-Stokes Teammate of the Year Award, the NBA announced today.
— NBA Communications (@NBAPR) April 26, 2022
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チームメイト賞の候補者はリーグの幹部会によって12名(各カンファレンスから6名)選出され、300人以上の現役のNBA選手に対してリーグが実施した秘密投票を通して投票した。
ホリデーのほか、最終候補にはシカゴ・ブルズのデマー・デローザン、ユタ・ジャズのルディ・ゲイ、デンバー・ナゲッツのジェフ・グリーン、マイアミ・ヒートのユドニス・ハズレム、ゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドレ・イグダーラ、メンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブ、ダラス・マーベリックスのボバン・マリヤノビッチ、フェニックス・サンズのクリス・ポール、トロント・ラプターズのフレッド・バンブリート、ボストン・セルティックスのグラント・ウィリアムズが選出された。
ホリデーは964ポイント(1位票39)を獲得。2位はマリヤノビッチで936ポイント(1位票48)、3位はデローザンで898ポイント(1位票34)だった。1位票には10ポイント、2位票には7ポイント、3位票には5ポイント、4位票には3ポイント、5位票には1ポイントが与えられる。
NBA歴13年のベテランであるホリデーは、NBA選手たちによって2020-21シーズンのNBAスポーツマンシップ賞に選出された。2021年6月には新設されたカリーム・アブドゥル・ジャバー社会正義賞(カリーム・アブドゥル・ジャバー・ソーシャル・ジャスティス・チャンピオン・アワード)の最終候補にも選ばれている。2020年には、妻であり女子サッカー元アメリカ代表選手であるローレンとともに、複数のコミュニティにおける社会経済的不平等に対処するための基金『ドリュー&ローレン・ホリデー・ソーシャル・ジャスティス・ファンド』を設立した。
31歳のホリデーは今季の67試合に出場。平均32.9分間のプレイで18.3得点、6.8アシスト、4.5リバウンドを記録。昨季はバックスの50年ぶりのNBA優勝に貢献した。2012-13シーズンにオールスターに選出されており、オールディフェンシブチームにも3度選ばれている。
NBA players have selected guard Jrue Holiday as the recipient of the 2021-22 Twyman-Stokes Teammate of the Year Award. https://t.co/KNtjDTKEYC
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チームメイト賞は、殿堂入りを果たしているジャック・トワイマンとモーリス・ストークスの友情物語から名付けられた。トワイマンとストークスは1955年から1958年までロチェスター/シンシナティ・ロイヤルズのチームメイトだった。1957-58シーズンの最終戦で負傷したストークスは、数日後に昏睡状態に陥り、半身不随になった。そしてその後、彼は運動制御中枢を損傷した脳損傷後脳症と診断された。それ以降、トワイマンはストークスの法定後見人となり、彼の生涯を支え続けた。
トワイマンはストークスの医療費の募金を集めるNBAによるモーリス・ストークス・メモリアル・バスケットボールゲームの開催に関わり、1970年にストークスが36歳で亡くなって以降もほかの選手たちのために開催が続けられた。何年もトワイマンが働きかけた末、2004年にストークスはバスケットボールの殿堂入りを果たした。1983年に殿堂入りを果たしているトワイマンは、2012年に亡くなっている。
チームメイト賞の投票結果と過去の受賞者は以下の通り。
2021-22 トワイマン・ストークス・チームメイト賞 投票結果
選手 (チーム) | 1位票 (10点) | 2位票 (7点) | 3位票 (5点) | 4位票 (3点) | 5位票 (1点) | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
ドリュー・ホリデー (バックス) | 39 | 41 | 39 | 23 | 23 | 964 |
ボバン・マリヤノビッチ (マーベリックス) | 48 | 22 | 35 | 34 | 25 | 936 |
デマー・デローザン (ブルズ) | 34 | 41 | 34 | 25 | 26 | 898 |
ジェフ・グリーン (ナゲッツ) | 26 | 31 | 26 | 33 | 22 | 728 |
クリス・ポール (サンズ) | 28 | 25 | 21 | 26 | 26 | 664 |
ユドニス・ハズレム (ヒート) | 22 | 27 | 27 | 30 | 19 | 653 |
フレッド・バンブリート (ラプターズ) | 24 | 19 | 14 | 33 | 38 | 580 |
ケビン・ラブ (キャバリアーズ) | 21 | 18 | 31 | 18 | 35 | 580 |
アンドレ・イグダーラ (ウォリアーズ) | 17 | 22 | 23 | 25 | 14 | 528 |
グランド・ウィリアムズ (セルティックス) | 21 | 16 | 15 | 22 | 29 | 492 |
ルディ・ゲイ (ジャズ) | 6 | 28 | 28 | 20 | 35 | 491 |
ジャレン・ジャクソンJr. (グリズリーズ) | 20 | 16 | 13 | 17 | 14 | 442 |
» トワイマン・ストークス・チームメイト賞 歴代受賞者リスト
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