【6】ネッツとのトリプル・オーバタイム(2004年5月14日)
ネッツとのカンファレンス・セミファイナル・ゲーム5で、ピストンズは3OTの激戦を落とした。しかし、第4Q残り2.9秒からのオフェンスで、チャウンシー・ビラップスがハーフラインを少し超えたところから同点ブザービーターとなる3Pを決めたシーンは、正に“ミスター・ビッグショット”の本領発揮だった。
【7】スパーズとのファイナル、運命の第5戦(2005年5月19日)
サンアントニオ・スパーズとのNBAファイナルのゲーム5、延長残り9.4秒の時点でピストンズが2点リードしていた。守り切れば2連敗からの3連勝で王手だったが、残り5.8秒にロバート・オーリーに逆転3Pを決められて敗戦。敵地でのゲーム6を競り勝っていただけに、この敗戦はピストンズが2連覇を逃す象徴的な試合だった。
95-93とピストンズが2点リードしていた第5戦終盤、オーリーの逆転3Pを許してスパーズに競り負けた
【8】レブロン・ジェームズの爆発(2007年5月31日)
レブロン・ジェームズ(トータル48点)が最後の30点中29点を一人で稼ぎ、クリーブランド・キャバリアーズが2OTの激戦となったカンファレンス・ファイナル・ゲーム5を制す。
【9】ベン・ウォーレスの永久欠番セレモニー(2016年1月16日)
ベン・ウォーレスの永久欠番セレモニーが開催。相手はNBA新記録となるシーズン73勝を達成した王者ウォリアーズだったが、アンドレ・ドラモンドの14点、21リバウンドの活躍もあり、113対95のスコアで快勝した。
ザ・パレス最終戦にピストンズの歴代レジェンドが集結
【10】ザ・パレスでの最終戦(2017年4月10日)
ウィザーズと対戦したラストゲームには、トーマスやビラップスら永久欠番となった偉大なOBらが集結。ハーフタイムで3つのチャンピオンシップ・トロフィーを囲んで、記念撮影といたセレモニーが行なわれた。試合のほうは101対105でピストンズの敗戦。最高得点記録者はブラッドリー・ビールの33点で、最後のFGを決めたのが残り18.5秒のボバン・マリアノビッチのダンク、最後のフリースローを決めたのが残り16秒のビールだった。
文:青木崇 Twitter: @gobluetree629
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