クリス・ポールが、5月5日(日本時間6日)に行われるフェニックス・サンズとデンバー・ナゲッツによるNBAプレイオフ2023のウェスタン・カンファレンス セミファイナル(準決勝)の第3戦を欠場することが正式に発表された。
ポールは1日(同2日)のシリーズ第2戦の第3クォーター終盤に股関節に違和感を覚えてそのまま試合に戻らず、翌2日(同3日)には、ポールは左股関節挫傷と診断され、出場はその日の状態次第だとチームが発表していた。
INJURY UPDATE: Further evaluation has confirmed that Chris Paul has sustained a left groin strain. He is considered day to day.
— Phoenix Suns (@Suns) May 3, 2023
『AP』によると、サンズのモンティ・ウィリアムズ・ヘッドコーチは4日(同5日)、「我々は以前にも負傷者が出て代わりの選手がステップアップするような状況を経験している」と話したという。
「ラインアップをちょっと調整して、(控えのガードの)キャム・ペインだけでなく、もう少しスペースを作れる選手たちの力に期待したいところだ」
3日(同4日)にはデビン・ブッカーが、「クリス(ポール)がチームにもたらすものは何事にも変え難いんだ」と話している。
「それでも彼はリーダーとして声を出して僕らを支えてくれるだろうけれど、彼がコート上でもたらすことは、僕らは何かほかの形でできることを見つけなくちゃいけない」
朗報なのは、サンズは過去にプレイオフで似たような経験をして成果を出していることだ。
2021年にNBAファイナルに進出した際には、ポールは肩を痛めて最初の数試合はプレイを制限された。また、ロサンゼルス・クリッパーズとのウェスタン・カンファレンス・ファイナルの最初の2試合は、新型コロナウイルスのプロトコル入りして欠場した。
ポールが不在の間、控えのガードのペインが素晴らしい活躍を見せ、クリッパーズとの第2戦ではキャリア最高のパフォーマンスと言える29得点を記録している。
ケビン・デュラントは4日(同5日)、「クリスと彼がもたらしてくれるものがあったら…と感じることは間違いない」と話した。
「ただ、僕らはコートに出て自分たちのバスケットボールを皆でするだけだよ。必要以上に考えすぎないようにしている」
サンズは、第1戦は107-125、第2戦は87-97と、2試合ともナゲッツに二桁差をつけられて敗れ、現在シリーズ0勝2敗。ホームで迎える第3戦にはなんとしても勝っておきたいところだ。
注目の第3戦は5日(同6日午前11時から)、サンズの本拠地であるフットプリント・センター(アリゾナ州フェニックス)で開催される。
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