ヒューストンで結成されたバンドが、フィラデルフィアで再結成しつつある。PJ・タッカーとダニュエル・ハウスJr.が、かつてヒューストン・ロケッツで一緒だったジェームズ・ハーデンやダリル・モーリーGMとフィラデルフィア・76ersで再合流すると報じられている。
複数の報道によると、37歳のタッカーは76ersと3年3320万ドル(約44億8200万円/1ドル=135円換算)の契約を結ぶことで合意したという。タッカーにとっては、4シーズンで4チーム目となる。また、29歳のハウスJr.も76ersとの契約で合意に達したようだ。
Free agent PJ Tucker is finalizing a three-year, $33.2 million fully guaranteed deal with the Philadelphia 76ers, his agent Andre Buck (@andrebuck14) told @TheAthletic @Stadium.
— Shams Charania (@ShamsCharania) June 30, 2022
Free agent Danuel House Junior has agreed to deal with the Sixers, according to @ShamsCharania
— John Clark (@JClarkNBCS) June 30, 2022
We reported earlier today Sixers had targeted him
He played for Daryl Morey in Houston and shot 41.5% from three this year pic.twitter.com/43ZgDsd4yB
タッカーは2017年から21年まで、ロケッツで3シーズン強にわたってハーデンとプレイした。ハウスJr.は2018-19シーズンにロケッツに加入している。ハーデン、タッカー、ハウスJr.の3選手がそろっていた2シーズンで、ロケッツは97勝57敗(勝率63%)という成績を残し、各ポストシーズンでカンファレンス・セミファイナルまで勝ち進んだ。
76ersのモーリーGMにとって、オールスターセンターでMVP候補だったジョエル・エンビードの全盛期を生かし、優勝を目指してロスターを強化することは、このオフシーズンの課題のひとつだ。タッカーは2021年にミルウォーキー・バックスで優勝しており、2021-22シーズンもマイアミ・ヒートがイースタン・カンファレンスの第1シードを獲得するのに貢献した。
2021-22シーズンのタッカーは、平均7.6得点、5.5リバウンドという数字だったが、3ポイントショット成功率41.5%を記録。また、粘り強くフィジカルが屈強なディフェンダーとして広く知られており、複数のポジションを守ることができる。
一方、ハウスJr.はタッカーより少し小柄だが、同じように3Pと守備を得意とする。12月にロケッツからウェイブ(保有権放棄)され、ニューヨーク・ニックス、ユタ・ジャズと立て続けに10日間契約を結んだ。通算平均8.5得点のハウスJr.は、ジャズで24試合に出場し、シーズンを終えている。この24試合で平均6.8得点、フィールドゴール成功率41.5%をマークした。
原文:Reports: P.J. Tucker, Daniel House agree to deals with 76ers(抄訳)
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