5月8日(日本時間9日)、フロリダ州マイアミのカセヤ・センターで行われたイースタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦、ニューヨーク・ニックス対マイアミ・ヒートの一戦は、109-101でヒートが勝利し、シリーズを3勝1敗とした。
第3戦でビハインドを背負うことがなかったヒートは、この日も第1クォーターの短時間に2回リードを許したのみ。だが、ほとんど二桁点差を保った第3戦と異なり、前半残り3分23秒で初めて10点差とし、8点リードでハーフタイムに突入する。
9点差をつけて迎えた第4Q、ヒートは最初のフィールドゴール15本中3本成功とショットに苦しんだ。だが、この間にニックスに3点しか差を縮めさせず。残り4分40秒に6点差とされたが、同3分8秒にマックス・ストゥルースのテイクチャージでジュリアス・ランドルをファウルアウトに追いやると、そのまま逃げ切ってカンファレンス・ファイナル進出に王手をかけた。
ヒート(3勝1敗)はジミー・バトラーが27得点、6リバウンド、10アシスト、バム・アデバヨが23得点、13リバウンド、ストゥルースが16得点、6リバウンド、カイル・ラウリーが15得点、5リバウンド、ケイレブ・マーティンが10得点、5リバウンドを記録している。
第8シードがポストシーズンで7勝をあげたのは、40シーズン目を迎えた16チームによるトーナメントという現在のプレイオフ形式で4チーム目。これまでに1999年のニックスが12勝でNBAファイナルまで勝ち進んでいる。そのほか、2011年のメンフィス・グリズリーズと2012年のフィラデルフィア・76ersが7勝した。
ヒートのエリック・スポールストラ・ヘッドコーチは「ホームコートを保つことができたのは素晴らしい」と述べている。
「でも、ニューヨークで仕事があると分かっているよ」
一方、ニックス(1勝3敗)はジェイレン・ブランソンが32得点、11アシスト、RJ・バレットが24得点、ランドルが20得点、9リバウンドをマークした。
トム・シボドーHCは「シリーズを制すには4勝しなければいけない」と話している。
「だから、我々が考えているのは次の試合で勝つことだけだ。クォーターごとに戦う。第1Qを制し、第2Q、第3Q、第4Qと制していくんだ。そして次の日にはまた翌日のことを考える」
第5戦は10日(同11日)、ニューヨーク州ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われる。バトラーは「僕たちにはやるべき仕事がある」と意気込んだ。
「僕は、僕たちはとても有能だと思っているよ」