MVPを逃したことについてジェームズ・ハーデン「勝つためだけにコートに立っている」

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2018-19シーズンのNBAアウォーズが発表されてから2か月、ヒューストン・ロケッツのスーパースター、ジェームズ・ハーデンは2年連続でKia MVP(最優秀選手賞)を受賞できなかったことについて口を開いた。

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『97.9 The Box』でのラジオインタビューで、ハーデンは自身の昨シーズンの活躍を「歴史的」であったと説明し、メディアの生み出したストーリーラインの影響で、自分がMVPを獲得することができなかったと話した。

「シーズンの冒頭にメディアが物語を一度作ってしまうと、シーズンを通してそれを追いかける傾向にあると思う」とハーデンはスタジオで行なわれたインタビューで語った。

「あまり詳しくは話したくない。僕は自分がやることしかコントロールできないので、とにかく自分がやるべきことを高いレベルでやっただけだ。あれほどの結果を誰かが出したのは、ほかに見ても数シーズンしかないだろう」。

シーズンを通してハーデンは数々の記録を打ち立てた。そのなかには32試合連続30得点以上を記録するという偉業があり、これはウィルト・チェンバレンの65試合に次ぐリーグ2位の記録だ。しかし最終的に、ミルウォーキー・バックスのスーパースター、ヤニス・アデトクンボがMVPを獲得し、29歳のハーデンは投票で2位に終わった。

ハーデンは「みんなが、次の試合で僕が何得点するのか興味津々だった」と続ける。

「そういう流れになっていた。でもそれは僕がコントロールするものではない。僕がコントロールできるのは、来年戻ってきて、より良いプレイをして、優勝することだ」。

ロケッツはこのオフシーズン中にクリス・ポールをトレードに出し、ハーデンと同じく元MVPのラッセル・ウェストブルックを獲得。奇しくも、2017年のMVP投票でウェストブルックが勝利した相手はハーデンだ。

バックコートが一新され、多くの主力が戻るロケッツは、昨シーズンの53勝からさらに数字を伸ばし、優勝を目指す。「ゴールはひとつしかない」とハーデンは意気込んだ。

「毎年、ゴールはひとつだ。僕は勝つためだけにコートに立っている。それだけだ」。

原文:James Harden says 'narrative' affected his chance at 2019 Kia MVP by NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ