ミルウォーキー・バックスは4月26日(日本時間27日)、マイアミ・ヒートとのイースタン・カンファレンスのプレイオフ・ファーストラウンド第5戦で再び大きなリードを失って敗れた。
バックスは2試合連続で「プレイオフ・ジミー」と呼ばれるヒートのジミー・バトラーの活躍を許した。第4クォーター終盤にバトラーの英雄的なショットでオーバータイムに持ち込まれ、最終的に126-128で敗れている。
第4戦で56得点をあげていたバトラーは、第5戦でも42得点、8リバウンド、4アシスト、2スティールを記録した。
JIMMY BUTLER SENDS GAME 5 TO OT 😱
— NBA (@NBA) April 27, 2023
HE'S GOT 40 PTS. UNBELIEVABLE.
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バックスのマイク・ブーデンホルザー・ヘッドコーチは第5戦で、リーグ有数のペリメーターディフェンダーであるドリュー・ホリデーにバトラーをマークさせ、ヤニス・アデトクンボをヘルプに使った。だが、かつて年間最優秀守備選手賞を受賞したアデトクンボは、試合後にいら立ちを見せている。
Giannis said he wanted to guard Jimmy Butler more this series, but “out of respect, you gotta let the coach make the adjustment.” #FearTheDeer @620WTMJ pic.twitter.com/SatApHdrme
— Dylan Hunter Carter (@DylanHCarter) April 27, 2023
アデトクンボは「そうだね。敬意を表して、その調整はコーチに任せなければいけない」と話した。
「ウチのベストディフェンダーを彼(バトラー)にあてたんだ。ドリューとは話し合っている。ドリューが疲れた時はいつでも僕が彼の守備を担当できる」
「彼はとても競争的だ。すごくハードにプレイする。挑戦することが好きなんだ。でも、最終的には、もっと彼のことを守れたらよかったと思う」
バトラーが自分のスポットを手にし、バックスに代償を払わせ続けただけに、アデトクンボはバックスがバトラーの得点力に対抗するための調整を十分にできなかったと話している。
アデトクンボは「チームとして、彼に対して可能な調整を正しくできなかった。あるいは十分にできなかったと思う」と述べた。
第5戦で38得点、20リバウンドと奮闘したアデトクンボだが、フリースローは23本中10本成功と苦しんだ。接戦となっただけに、これが響いたかたちだ。
なお、第1シードが第8シードにファーストラウンドで敗退させられたのは、今回のバックスが6回目となる。早々にプレイオフ敗退となったバックスには、オフシーズンに考えるべきことが多くある。
原文:Bucks' Giannis Antetokounmpo on Jimmy Butler: 'I wish I could've guarded him more'(抄訳)