ナゲッツで初戴冠のマローンHC 「優勝後のステップは王朝になること」|NBAファイナル2023

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6月12日(日本時間13日)に行われたNBAファイナル2023第5戦、マイアミ・ヒート対デンバー・ナゲッツの一戦は、ナゲッツが94-89で勝利し、シリーズ4勝1敗として球団初優勝を飾った。

2015-2016シーズンから指揮を執るナゲッツのマイケル・マローン・ヘッドコーチは、自身にとっても初の優勝。試合後、マローンHCが報道陣の質疑に応じている。

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――この特別なグループにとっては旅路の終わりじゃなく、何かの始まりでしかないと言ったが、なぜそう思うのか。

かなり前にパット・ライリーが言ったことさ。サクラメント・キングスのヘッドコーチだった時にボードに貼っていたんだよ。このゲームにおける進化だ。何者でもないところから成り上がり、そこから勝者となって、優勝を競う存在となり、王者となる。そして優勝してからの最後のステップは、王朝となることなんだ。

だから、我々は満足していない。この球団がこれまで達成していなかったことをなし遂げられた。だが、ウチには若くて才能ある選手がたくさんいる。まだプレイオフでの16勝を通じて、世界最大の舞台で自分たちにできることを示しただけだと思う。

最高なのは、それを一緒になし遂げた人たちだ。私はみんなを愛している。コーチ陣のことが大好きだ。スタン・クロエンケとジョシュ・クロエンケは素晴らしいオーナーたちだ。支え、継続的に信じてくれた。カルビン・ブースはゼネラルマネジャーとして1年目だ。

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――ニコラ・ヨキッチはレギュラーシーズンMVP受賞2回とファイナルMVP受賞を達成した11人のひとりとなった。あなたたちが一緒に臨んできたこの旅はどうだったか。

素晴らしかった。2つの見方ができるからだ。バスケットボールの観点からは、2回のMVP受賞とファイナルMVP、世界王者と、コートで彼がしてきたすべてのことがある。そして私にとってもっと重要なのは、コート外で見られることだ。関係性やニコラに対する私の愛情、セルビアにいる彼のご両親や、兄弟、妻、娘に対する愛情だよ。素晴らしいご家族で、私は親しくさせてもらっているんだ。そして、以前から何度も言ってきたが、今夜ですら、ニコラはただのもう1試合というようにふるまっている。

これだけ成功してきても、彼は決して変わらなかった。変わることはないだろう。それが彼の性質なんだ。

私はニコラのことが大好きだ。8年やってきた。ジャマール(マレー)も大好きだ。彼とは7年だね。たくさんのことを経験してきた。とにかく全員で踏ん張ってきたんだ。自分たちに挑戦し、個人としても集団としてさらなる向上を目指してきた。これほど歴史的に偉大な選手であり、さらに素晴らしい人物である彼と一緒にやってこられたのは素晴らしい。コーチとしての話ではなく、本当に、ニコラはとにかく素晴らしい男なんだ。

――ロサンゼルス・レイカーズとのシリーズが終わった時は、飛行機に乗って夢から少しさめないとNBAファイナルを戦う実感がなかった。今は優勝した実感があるか。もしもないなら、いつ実感すると思うか。

まだ実感はない。今夜はないと思う。たらふく飲むだろうからね(笑)

こういう瞬間は現実じゃないみたいなんだ。私は22、23年前にリーグに来た。そしてヘッドコーチになるのを夢見た。その機会を与えてもらえるかは分からなかった。簡単なことじゃない。かつて父はヘッドコーチだったが、私が知る限り最高のコーチだ。

ここまで来られたのは、優勝までできたのは、ここで助けてくれたすべての人のおかげだと思う。ここに至るまで向上し、成長する機会を与えてくれた人たちだ。

本当に長年にわたるプロセスなんだ。ひとりではできない。家族や妻、娘たち、母と父、3人の姉妹や2人の兄弟など、みんなのおかげなんだ。私を信じ、支え、常に無条件の愛を与えてくれたことに感謝したい。

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ