スパーズ新人のウェンバンヤマ「ポイントガードにもなれる」

Michael C. Wright, NBA.com

坂東実藍 Miran Bando

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サンアントニオ・スパーズの新人ビクター・ウェンバンヤマは、10月4日(日本時間5日)に初めての経験をした。

それは、シーズンが始まってからたくさん経験するであろうことだ。

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ウェンバンヤマは「思っていたよりも遅くなったね」と話した。

「でもついに、(グレッグ・ポポビッチ・ヘッドコーチから)怒鳴られてうれしいよ」

2023-2024シーズンの起用法について、スパーズが制限を設けていないことに、ウェンバンヤマは「本当に制限はないんだ。本当に、どこにいるかによる。ポイントガードにもウィングにもなれるよ。それは大事なことじゃない」と述べている。

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10月2日(同3日)のメディアデーで、ポポビッチHCはドラフト全体1位指名のウェンバンヤマの起用法について、トレーニングキャンプで答えることになる「本当にクールな質問」のひとつと語った。スパーズには2022年のドラフト全体9位指名ジェレミー・ソーハン、2020年のドラフト1巡目指名デビン・バセル、2019年のドラフト全体29位指名ケルドン・ジョンソンと、すでに多才な選手たちをそろえている。

わずか2回の練習セッションで、ウェンバンヤマはそういった選手たちの責任の一部を自分が背負うことを理解した。

ウェンバンヤマは「黙って(ポイントガードの)トレイ・ジョーンズや(センターの)ザック・コリンズ、(ガード/フォワードの)バセルと同じ役割を果たすこともあるだろう」と述べている。

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スパーズは9日(同10日)、オクラホマシティ・サンダー戦でプレシーズンマッチを始める。

ダグ・マクダーモットは「また違ってくるだろう」と話した。

「僕たちは多くの選手が交換可能だ。ジェレミーのプレイはオーソドックスではなく、ポイントフォワードの役割をこなせる。ケルドンとデビンはともにスコアラーだし、ザックは本当に5番としてフロアを広げることができる。本当に楽しみだよ。全員が異なるスポットでやるように取り組んでいるんだ。僕らがフロアのどこにいるか、分からなくなるんじゃないかな」

原文:Spurs' Victor Wembanyama says he's able to play point guard(抄訳)

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フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。