マイアミ・ヒートとボストン・セルティックスのイースタン・カンファレンス・ファイナルで、またもジミー・バトラーの犠牲者が誕生した。
第2戦でグラント・ウィリアムズとの激しい衝突が話題となったバトラー。5月21日(日本時間22日)に行われた第3戦で注目されたのは、第3クォーターにヒートが連続8得点でリードを23点に広げた時の場面だ。
ゲイブ・ビンセントの3ポイントショットで、セルティックスのジョー・マズーラ・ヘッドコーチがタイムアウトを請求。セルティックスの選手たちがベンチに向かうと、バトラーは片ひざを立ててタイムアウトのサインを見せたのである。
第1戦でセルティックスのアル・ホーフォードが3Pを沈め、ヒートのベンチに向けてタイムアウトが必要じゃないかとアピールしたことにお返したかたちだ。
jimmy butler is so petty and i love it pic.twitter.com/exBRyPz1Ba
— Dan Favale (@danfavale) May 22, 2023
セルティックスはホーフォードのタイムアウトサイン画像をツイッターに投稿していた。だが周知のとおり、第1戦で最後に笑ったのはバトラーのほうだ。123-116で初戦を制したのはヒートだった。
この時にバトラーは直接ホーフォードにやり返していなかったが、第3戦で機会が訪れた時に同じジェスチャーで相手をからかったのである。
Jimmy Butler is the pettiest dude in NBA history pic.twitter.com/ujXSQG6g6e
— Gifdsports (@gifdsports) May 22, 2023
第3戦でバトラーは16得点、8リバウンド、6アシスト、2スティールを記録。ヒートは128-102で快勝し、シリーズを3勝0敗とした。
NBAプレイオフ2023でバトラーはウィリアムズやミルウォーキー・バックスのドリュー・ホリデーと言い合ってきた。第2戦の試合後には、コートで自分に挑戦したがる選手に警鐘を鳴らしている。
バトラーは「笑わせてくれるよ」と話していた。
「しゃべりかけられると、『OK。話しかけられるすべての選手の中であえて僕に言ってきたがるんだから、自分はなかなかの選手ってことだ』という感じになる。でも、ただの競争というだけだよ。しゃべりかけるのに自分が最適な相手かは分からないけどね」