バレーボール日本代表は石川祐希や髙橋藍、古賀紗理那らの活躍により、男女ともに注目が高まっている。2024年はネーションズリーグやオリンピックなど、日本代表の試合を見る機会が多かったのではないだろうか。
この記事ではバレーボールの3大大会として位置づけられているネーションズリーグ・オリンピック・世界選手権の開催周期や出場国数・出場条件をまとめる。
バレーボールの国際大会
バレーボールには以下の国際大会がある。
- オリンピック(Olympic)
- 世界選手権(FIVB Volleyball World Championship)
- ネーションズリーグ(Volleyball Nations League)
オリンピック
IOCが主催するオリンピックはFIVB管轄のもと実施される。バレーボールは1964年から正式種目に採用された。
日本の女子は1964年の東京オリンピックと1976年のモントリオールオリンピック、男子は1972年のミュンヘンオリンピックで金メダルを獲得した。
1990年代以降、男女ともにメダルから遠ざかっていたが、2012年のロンドンオリンピックで女子が28年ぶりとなる銅メダルを獲得した。
開催周期
4年に1度開催される。
出場国数
男女各12カ国が出場できる。
出場条件
2024年パリオリンピックは開催国のフランスに加え、オリンピック予選リーグ戦(3大会)の各上位2チーム(計6チーム)、ネーションズリーグ予選ラウンド終了時点における世界ランキング上位から5チームで決定した。
2028年ロサンゼルスオリンピックは開催国のアメリカ、2026年夏の各大陸選手権の優勝チーム(計5チーム)、2027年世界選手権の上位3チーム、まだ出場権を得ていないチームで2028年ネーションズリーグの1次リーグ終了時の世界ランキング上位から3チームとなる。
世界選手権
国際バレーボール連盟(FIVB)が主催する大会で、FIVBが初めて作った世界大会であり、最も伝統のある大会である。
日本国内では「世界バレー」の通称で親しまれている。
開催周期
4年に1度(オリンピックの中間年)に開催される。
※2025年からは隔年開催となる予定
出場国数
男女各24カ国が出場できる。
出場条件
開催国・前回大会優勝国、各大陸における予選を勝ち抜いた上位国が出場できる。
※各大陸の出場できる国数はFIVBが発表している世界ランキングを元に決定される。
ネーションズリーグ
男子の国際大会「ワールドリーグ」と女子の国際大会「ワールドグランプリ」に代わる大会として2018年に新設された大会である。
2024年まではFIVBが発表するコアチームとチャレンジャーチームでリーグが編成され、コアチームは結果に関わらず翌年も大会参加が約束されていた。
しかし、2025年から2027年の大会では「コアチーム・チャレンジャーチームという区分けを撤廃し、最下位のチームが翌年のチャレンジャーカップに陥落となる」とFIVBが発表している。
開催周期
毎年開催される。
出場国数
男女18カ国(2025年~2027年まで)が出場できる。
※2024年までは男女各16カ国
出場条件
2024年まではFIVBが発表するコアチームもしくはチャレンジャーチームに選出されることが条件であった。
大会の仕組みが変更となる2025年大会は、2024年大会のコアチーム・チャレンジャーチームに加えて、前年のチャレンジャー・カップの優勝国と2025年限りで出場権を得ていない国の中で世界ランキング最上位の国が出場できる(計18カ国)。
次回の3大大会はいつ?
直近の国際大会は2025年のネーションズリーグとなる。男子大会はフィリピンで9月12日~28日、女子大会はタイで8月22日~9月7日の日程で開催される。