トレードのベバリーに脚光 バックス移籍初戦で新チームメイトを“指導”

Bryan Murphy

坂東実藍 Miran Bando

トレードのベバリーに脚光 バックス移籍初戦で新チームメイトを“指導” image

ミルウォーキー・バックスはNBAのトレードデッドライン(トレード期限)で大きく動いた。タイトルを目指し、ヤニス・アデトクンボとデイミアン・リラードの周囲を固める戦力を補強している。

そして、彼らはドック・リバース・ヘッドコーチのスタッフに新たなコーチも加えていたようだ。

トレードデッドラインでバックスに移籍したパトリック・ベバリーは、初戦となった2月9日(日本時間10日)のシャーロット・ホーネッツ戦で、早々とコートで存在感を示した。ブランドン・ミラーやコディ・マーティンに対する守備ではない。ベバリーはチームメイトを指導したのだ。

第1クォーター、ベバリーはベテランのブルック・ロペスに指示を与えていた。新たなチームメイトのために、クリップボードでプレイのデザインまでしていた。

同意してのことか、ベバリーの努力を認める礼儀からか、ロペスはうなずいている。

ベバリーはキャメロン・ペイン、ドラフト指名権と引き換えに、フィラデルフィア・76ersからバックスにトレードされた。ちなみに、バックスは前日、ロペスの双子の弟ロビン・ロペスをサクラメント・キングスにトレードで放出している。ロビン・ロペスはウェイブ(保有権放棄)されてフリーエージェントになる見込みだ。

なお、ベバリーはベンチスタートからの途中出場で11分41秒間プレイ。3ポイントショット3本中2本成功を含むフィールドゴール5本中2本成功で6得点、1リバウンド、4アシストを記録した。

バックスは120-84でホーネッツに快勝。リラードが26得点、8アシスト、マリーク・ビーズリーが21得点、ボビー・ポーティスが18得点、7リバウンド、アデトクンボが15得点、15リバウンド、ロペスが11得点、7リバウンドをマークしている。

ボックススコア

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:坂東実藍
編集:スポーティングニュース日本版編集部

Bryan Murphy

Bryan Murphy Photo

Bryan Murphy joined The Sporting News in 2022 as the NHL/Canada content producer. Previously he worked for NBC Sports on their national news desk reporting on breaking news for the NFL, MLB, NBA and NHL, in addition to covering the 2020 and 2022 Olympic Games. A graduate of Quinnipiac University, he spent time in college as a beat reporter covering the men’s ice hockey team.

坂東実藍 Miran Bando

坂東実藍 Miran Bando Photo

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。