WBSS決勝戦後、井上尚弥と世界的プロモーターとの大型契約実現か
英グラスゴーでのWBSSバンタム級トーナメント準決勝で、エマヌエル・ロドリゲスを2回TKOで粉砕した井上尚弥(大橋)。改めて“Monster Naoya Inoue”の名を知らしめたが、当然、そんな井上に世界的なプロモーターたちが熱視線を送っている。WBSS決勝戦後にも、ある大手プロモーターが井上に接触する可能性を海外のメディアが伝えた。
WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)での衝撃の2回TKO勝利後、井上尚弥は、ボクシング名門誌『The Ring』のパウンド・フォー・パウンド(階級関係なしの最強)ランキングで、カネロ・アルバレスに次ぐ4位に浮上し、名門誌のお墨付きを得た。まさしく“世界級モンスター”となった井上に対し、欧米の大手プロモーションとの契約が秒読み段階に入ったとも言われる。
Ring Ratings Update: The Ring crowns its eighth champion with Nayoa Inoue - The Ring https://t.co/AJFbJaVubD @naoyainoue_410 @WBSuperSeries #boxing #RingChamps #rankings
— Bible of Boxing (@ringmagazine) 2019年5月22日
ボクシング界では、契約するプロモーション会社次第で、今後のビッグマッチのチャンス、ファイトマネーが左右される。5階級制覇も狙えると言われる井上にとって、ただ世界進出する以上の付加価値を持つプロモーション/プロモーター選びは、これから最盛期を迎える井上のキャリアのなかで重要な分岐点になるだろう。
Arum: We Hope To Sit Down With Naoya Inoue's Team After WBSS https://t.co/wIypDZD7CO pic.twitter.com/rzhWPmKmon
— BoxingScene.com (@boxingscene) 2019年5月27日
ボクシング専門メディア『BoxingScene』は、特に帝拳ジムの本田明彦会長とも蜜月の関係で、同ジムの村田諒太の海外展開をサポートしているトップランク社の総帥ボブ・アラムが、井上との接触を画策していることを伝えた。アラム氏は、井上がWBSS決勝となる、5階級覇者ノニト・ドネア戦を待って交渉のテーブルにつきたいと発言したという。
ドネアとのWBSS決勝戦は、今年の後半に予定され、アメリカ・ロサンゼルス、あるいは大阪の可能性が取り沙汰されている。
トップランク社は、ドネアがWBSSバンタム級トーナメント1回戦で撃破した、元WBA世界バンタム級スーパー王者ライアン・バーネットを契約を交わした際、再起戦の相手として井上の名を示唆していた。この手の話題はプロモーター側のリップサービスでしかないケースも多いが、井上にWBSSとの契約が残っているにも関わらずその名を挙げ、さらにアラム氏自らの視察のためにイギリスにも渡るなど本気度の違いを見せていた。
トップランク傘下のWBC世界バンタム級王者のナルディーヌ・ウバーリ(フランス)も井上との対決をぶち上げており、ウバーリ自身の米国デビューの格好の相手として“モンスター”井上とのマッチアップを狙っている。
ただ、欧米におけるWBSSの放映権は、トップランク社と提携するESPNではなくDAZNが持ち、またWBSSシーズン1の優勝者である、クルーザー級4団体統一王者オレクサンドル・ウシク、WBA世界スーパーミドル級王者カラム・スミスも、DAZNと提携するマッチルーム・ボクシングと契約している。さらに、現WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン、現WBC同級王者レイ・バルガス(7月に暫定王者の亀田和毅と統一戦予定)もマッチルーム傘下にいることから、井上が4階級制覇を狙う際、マッチルームとの契約も十分選択肢になるだろうとした。
それでもアラム氏には井上獲得に絶対の自信があるようだ。
「彼’(井上)はまだノニト・ドネアとの戦いを控えている段階だが、その後、何が起きるのかわかるでしょう」と語ったことを伝えている。
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