2月21日(日本時間22日)、ワシントン・ウィザーズは再開初戦でクリーブランド・キャバリアーズと本拠地キャピタル・ワン・アリーナで対戦する。目指すは、オールスター前の勢いをシーズン後半戦でも続けることだ。
オールスター前最後の試合でニューヨーク・ニックスを18点差で下したウィザーズは、ここ7試合で5勝している。ブラッドリー・ビールが輝き、負傷から復帰した八村塁が数々のインパクトあるパフォーマンスを見せてきた。
ただ、直近のウィザーズのプレイで特に顕著な傾向は守備にある。前述の7試合で、ディフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの平均失点)はリーグ4位(106.3)。ニックス戦は96失点だったが、相手チームを100得点未満に抑えたのは、今季4度目だった。ウィザーズは、バック・トゥ・バック(2日連続の試合)やプレイオフ進出クラスのチームの対戦が多い後半戦の2か月でも、その流れを続けたいと願っている。
19日(同20日)、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは「シーズンを通じてやってきたことに集中している。毎日向上するということだ」と述べた。
「今季のあらゆることから、私は選手たちの努力や言い訳しないメンタリティーを誇りに思っている。ブラッド(ビール)のリーダーシップもね。ケガがたくさんのタフなシーズンだが、我々は多くの選手が離脱していた時も、戦い、競ってきた。今は選手たちが健康になってきている。目標は変わらずプレイオフ進出だ。全30チームがプレイオフを望んでおり、我々も同じだよ。だが、手順を飛ばすことはしない」。
復帰以降の八村は5試合に出場し、それぞれのゲームで23分以上プレイ。4試合で二桁得点を記録し、シカゴ・ブルズを下した試合では20得点をマークした。
トランジションでのハンドリング、ペイント内からの得点、絶え間ないミドルレンジからのショットと、多才な八村は、速いペースのウィザーズの攻撃に役立つ違う要素を加えてきた。シーズン前半戦は1試合で30得点、6試合で20得点超、3試合でダブルダブルを達成している。ケガで離脱したにもかかわらず、すでにリーグ有数の将来有望な新人であることを証明した。
キャバリアーズとの前回の対戦は欠場しているが、11月のシーズン初顔合わせでは、フィールドゴール13本中10本成功(76.9%)の21得点、7リバウンドと、今季のベストパフォーマンスのひとつとなるプレイを披露している。
原文:Wizards begin second half Friday night against Cavaliers by Jackson Filyo/Wizards.com(抄訳)