栄養補給バー販売会社が、サッカーW杯米国女子代表チームに男子代表とのボーナス差額分支給を発表

Alexis Mansanarez

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米国サッカー界で男女間の差を埋める動きが活発化?

4月2日(日本時間3日)、『LUNA Bar』は、"Equal Pay Day"(訳者注:男女の賃金格差撤廃を訴える世界的な日)に大いなる祝福を与えた。

その日、初の女性向けの栄養補給バー会社であるLUNA Barは、女子ワールドカップに出場する米国女子サッカー代表チーム全員に、同男子代表チームが受け取るボーナスとの1人当たり差額分$31,250(約344万円)を支払うと発表したのだ。23人の選手全員に支払われる合計額は$718,750(約7,906万円)になる。

同社は以下の声明を発表している。

「言うまでもなく、同じワールドカップサッカー代表チームで男女間の差があるこに私達は憤りました。私達はそれに対して何かをしなければいけないと知っていましたし、その時は今なのです」

「明確に申し上げておきますが、これは彼女らが持っている特別な勇気と決意に報いるための報酬でも、お金の問題ですらありません。ただ、彼女らが当然受け取るべきものなのです。職場で働く全ての女性、それは世界の舞台で活躍するサッカー選手であっても同じです。そして米国女子サッカー代表チームの選手達を広く紹介することによって、彼女らが世界中の女性と少女たちの憧れとロールモデルになってくれるでしょう」

LUNA Barは、この発表に際して同チームの選手たちを集めて、彼女たちからの喝采を浴びた。10年以上の長きに渡り代表チームで活躍するミーガン・ラピノエ選手は「これはすごいことだ」と興奮した声で話している。

スポーツウェア大手のアディダスもまた、女子ワールドカップサッカー優勝チーム選手へのボーナスを男子と同額にする計画を既に発表している。その発表がなされた日も、偶然ではなかった。その日は、米国女子サッカー代表チームに所属する28人がチームへの報酬、遠征費用、さらに医療費など全ての面で男子チームとの間に不平等があるとして、米国サッカー協会に対して性差別の訴えを起こしたのと同日であったのだ。

米国サッカー界で動き始めた"Equal pay for equal play"(同じプレイに同じ報酬を)が、今後のスポーツ界の常識になっていくのかもしれない。

原文:LUNA Bar will pay difference in US men’s, women’s World Cup bonuses

翻訳:角谷剛、編集:SNJ編集部

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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