【独占インタビュー】アルベルト・エル・パトロンがプロレスに別れを告げた理由を語る【後編】

Steven Muehlhausen

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SN:この一年はあなたの話題で持ちきりでした。メディアはひたすらあなたの恋愛事情について取り上げていますが、あなたにとってどんな一年だったか教えてください。

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AEP: 全てはうまくいっていて、素晴らしい一年だったよ。でも、僕らは人間だし、人生には、自分ではコントロールできないこともあるよね。それに対してみんなは好き勝手なことを言っていた。僕は有名人だから世間に全てを打ち明けないといけないかもしれないけど、僕はそうは思わない。心に留めておきたいことだってあるんだ。でも、残念だけどほとんどの有名人はファンに対して全てを公表している。昔みたいにただ試合や歌、映画、自分のキャリアを宣伝するんじゃなくて、いつ風呂に入るか、いつ買い物をするのかを公表しているんだ。
昔は、私生活で何か起きたら自分と自分の家族だけに留めていた。ファンたちは僕の私生活を知る必要が無いからね。僕の格闘家としてのパフォーマンスや外見に影響があればファンには伝えるけど、人生で難しい直面を迎えている時、自分の家族に対しても説明しづらいことを、ファンに対して説明できるはずがない。そのことを理解して欲しい。

SN: MMAやプロレス界であなたのことが話題になっています。レッスルマニア・ウィークで大型イベント「レッスルコン」が開かれましたが、そこで予定されていた「インパクト・レスリング 対 ルチャ・アンダーグラウンド」のライブイベントを欠席しましたね。その後のサイン会にも欠席され、その結果、インパクトから脱退することになりました。いろんな憶測が飛び交っていて、多くの記事が書かれています。そのことについてお聞かせいただけますか?

AEP:家庭内で事情があって、出席できなかった。僕にとって家族や子どもたちが第一なので、週末は彼らを優先した。それだけだ。先ほど話したとおり、世間は僕の全てを知りたいと思っているかもしれないが、これは僕の家族の問題なのでこれ以上は話したくない。

SN:当時の出来事を振り返ると、今はどう思っていますか?

AEP:僕は気にしていない。もちろん、今回のように団体を脱退することは決していいことではないけど、インパクトとはうまくいってなかったからね。結果的に脱退することになったけど、元々プロレスを来年引退する予定だったから大きな影響はないよ。
繰り返しになるけど、世間は人の事に口出しできると思い込んでいる。あなたのことについて世間が知る必要があると思う? 違うでしょう?
これから僕はメキシコで僕のやり方を貫く。そして、来年、プロレス界を引退するよ。

(完)

原文:SN exclusive: Alberto El Patron on why he departed from Impact, saying 'goodbye' to wrestling
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Steven Muehlhausen

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Steven Muehlhausen is a contributing writer for DAZN News. He writes features and news stories, and provides analysis relating to the world of boxing. Over the past five years, he has interviewed some of the biggest names in combat sports, including Conor McGregor, Daniel Cormier, Terence Crawford, Vasiliy Lomachenko and Bill Goldberg.