【ウィンブルドン】ケルバーがセリーナを破って歓喜の初優勝! 「私のキャリアにとって、本当にスペシャルなことです」

Sporting News Japan Staff

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「いつも子供の時から、この瞬間、ウィンブルドンで優勝する瞬間を夢見ていましたから、この気持ちを表現するなんてできない。私のキャリアにとって、本当にスペシャルなことです」と、ウィンブルドンで初優勝を成し遂げたアンジェリク・ケルバーは、穏やかな喜びの表情を浮かべた。

ウィンブルドンの女子決勝で、第11シードのアンジェリク・ケルバー(10位、ドイツ)は、第25シードのセリーナ・ウイリアムズ(181位、アメリカ)を6-3、6-3で破って、ウィンブルドンの初タイトルを獲得した。

ドイツ人女子選手の優勝は、1996年のシュテフィ・グラフ以来となる。

2016年ウィンブルドン決勝カードの再現となったが、結果は逆のものとなった。

ケルバーは、持ち味である粘りのあるディフェンスをしつつも、チャンスの時にはアグレッシブなプレーを心がけ、鋭いカウンターショットを打ち込んでいった。

セリーナは、23本のウィナーを決めるものの、24本のミスを犯した。一方、ケルバーは、ウィナーこそ11本だったが、セリーナを相手にミスをたった5本に抑える驚異的なプレーを披露してみせた。

敗れたセリーナは、8回目のウィンブルドンタイトル獲得はならなかったが、産休から今年3月に復帰し、わずか4カ月で再びグランドスラムで準優勝を果たした。この結果の意味は彼女にとって大きいものになる。

「数カ月前は、どのぐらいカムバックできるか分からなかった。この2週間で、自分が競争できることを、グランドスラムの長丁場でも明らかに競えることを、本当に見せることができた」

一方、ケルバーは、これでグランドスラム3勝目となり、優勝していないのは、あとはローランギャロス(全仏オープン)だけになる。

「異なる3つのグランドスラムで優勝できるなんて、ベストなことだと思います」

こう語ったケルバーは、ウィンブルドン後のWTAランキングが4位に浮上した。いろいろな経験から学んできて、30歳の今、再びベストなテニスができている。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。