「フューリー対ジョシュアは今年中に実現を」 ジョシュアのプロモーター、ハーン氏が発言

Christopher Devine

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タイソン・フューリーが圧倒的なパフォーマンスでデオンテイ・ワイルダーを下したことを受け、アンソニー・ジョシュアのプロモーターであるエディー・ハーン氏がジョシュアとフューリーとの王座統一戦は今年中に実現しなくてはいけないと発言した。

大きな注目を集めたラスベガスでの再戦において、フューリーはそれまで無敗を誇ったワイルダーから2回のダウンを奪い、7回にはワイルダー陣営のタオル投入によるTKOで勝利を収めた。

この勝利によってフューリーはWBCヘビー級王座のベルトを獲得した。4年前に大方の予想に反してウラジミール・クリチコを下し、初めて世界チャンピオンになって以来のことだ。

これで他のメジャー団体すべてのベルトを持つのはジョシュアだけとなった。ジョシュアは思わぬ苦杯をなめたアンディ・ルイスJrへの雪辱を昨年12月に果たしており、ハーン氏はこの2人の英国人ボクサーは2020年内に対戦しなくてはいけないと考えている。

ツイッターのあるユーザーの「エディー・ハーンがジョシュアをフューリーと戦わせるわけがない」というコメントに対して、ハーン氏は「もちろん、そうしますよ!AJ(アンソニー・ジョシュア)だって、それを強く望んでいます。この対戦は今年中に実現しなくてはいけません!」と返したのだ。

ワイルダーはこれから30日以内にフューリーに対して再々戦を要求する権利を保有している。だが、一方的だった試合内容を見る限り、この両者が再び拳を交える可能性は少ないように思える。

ハーン氏はツイッターに続けて、ジョシュアとの対戦が世界ヘビー級統一王者を決める試合になるということが、フューリーにとってはこの上ない魅力的な選択肢になっただろうと述べている。

この試合を報じたDAZN USAのツイッターアカウントにも、ハーン氏は「3戦目は必要ありません。夏にでも統一戦を行いましょう!」と”undisputed"(議論の余地がない)というハッシュタグをつけてコメントしている。

ジョシュアは6月に指名挑戦者であるクブラト・プレフを相手に防衛戦を行うと数週間前には報じられている。

 

(翻訳:角谷剛)

Christopher Devine