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「まだ自分の中で安定感がないので、それが試合の中でアップダウンが出る原因のひとつ」
今季最後の4大大会である全米オープンを前に、錦織圭は自身のプレーをこう分析した。
2016年2月以来タイトルを獲得できていない錦織は、昨季はケガなどで調子を崩し、世界ランクを一気に落とした。ピーク時は4位にまで上がった世界ランキングも、今年に入ると一時は39位まで陥落した。しかし、4月のモンテカルロ・マスターズで準優勝、7月のウィンブルドン選手権では自身初のベスト8入りを果たし、錦織の世界ランクは19位（8月27日時点）まで上がった。
錦織は、「今週はすごく良い練習ができて感覚が戻りつつあるので、このグランドスラム（全米オープン）は5セット制ですし、長い試合の中で自身を積み重ねていければ、チャンスはまた出てくると思う」と話す。
全米オープンでは、2014年に準優勝、2016年にベスト4入りを果たしており、錦織にとって相性の良い大会だ。
「自分のやりたいテニスを常にできるように意識してやりたい。基本的に、攻めるのが自分のスタイルなので、相手のミス待ちみたいにならないように、自分から仕掛けていけるようなテニスができればいいなと思っている」と、言う錦織の表情は、いたって冷静だ。
今大会、強い錦織が帰って来るかもしれない。
【インタビュー動画】
錦織が全米オープンで「やりたいテニス」とは？
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