ランス・アームストロングが500万ドルの支払いで米政府と和解

Tom Webber

ランス・アームストロングが500万ドルの支払いで米政府と和解 image

▶スポーツ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう

元自転車ロードレースのランス・アームストロングが、元チームメイトのフロイド・ランディスとUSポスタルサービス(USPS)により政府を欺いたとして損害賠償を求められていた訴訟で、500万ドルの和解金を支払うことで合意した。

アームストロングはツール・ド・フランスで優勝を飾った7回全てのレースでドーピングしていたことを2013年に認め、のちにタイトルを剥奪されている。

USPSはそのうち6回のレースでスポンサーとして参加していた。

米司法省は4月19日(日本時間20日)に声明を発表し、この合意について認めた。

アームストロングは「訴訟問題が解決し、人生を前に進められることを喜んでいる」と話している。

「これからの人生で経験していく多くの素晴らしいことに没頭することが楽しみだ。5人の子供と妻、私のポッドキャスト、執筆や映画プロジェクト、がん克服者としての活動、スポーツや大会に対する情熱。楽しみはたくさんある」。

ランディスが最初に告発したのは2010年であり、USPSにスポンサーされていたチームで活動していた際に自らがドーピングしていたことを認めたのだ。

ランディスは今回の合意で110万ドル支払われる。

米司法省のチャド・リードラー副法務長官は「法を超越する者など存在しない」と述べている。

「禁止された薬物を故意に使用するアスリートは、ほかの競技者やファンを欺くだけではなく、こういった大会を可能にするスポンサーをも欺いているのだ。この合意は、政府を欺く者はその責任を取らなければならないことを実証している」。

原文:Lance Armstrong agrees to $5 million settlement of federal lawsuit
翻訳:Reo Onishi

Tom Webber