全米ゴルフ、タイガー・ウッズ復活Vの鍵は「精神面ではなく体調面」

Alec Brzezinski

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2014年以来腰の手術を4度受けたタイガー・ウッズだが、今季は復調したと言っていいだろう。

ただ、2013年以来の優勝を手にしなければ、完全に復活したとは言えない。この時期になって、ウッズは長いシーズンの疲れを感じ始めているようだ。

「昨日は休養に充てた。氷風呂につかって体の炎症を抑え、週末に向けてリラックスした。ストレッチもしっかりやった。レッグリフトもして、今日に備えた」とウッズは7日、全米プロゴルフ選手権開幕前の公式会見で語った。

今週のウッズの目標は、メジャー大会通算15勝目を挙げること。もしそうなればメジャー大会歴代最多勝のジャック・ニクラウスまであと3勝となる。しかしウッズは、この舞台で戦えることに驚き、喜んでいる。

「ツアーでまた戦えるようになったという事実で、こうしたチャンスを手にできたことで、夢がかなったという気持ちだ。今年は何度も同じことを言ってきた。正直、ここまでできるのかどうか分からなかった。だが驚くべきことに、いまここにこうしていられる。ツアーに戻り、このレベルでプレーすることができ、戦うことができている。勝つチャンスまである。できることなら、今週勝ちたいものだね」とウッズは話した。

ツアーに復帰できてうれしいというウッズだが、体調面で不安があるようだ。精神面よりも、そちらの方が気になるという。

「はっきり言って体調面だ。どうゴルフをすればいいか分かっている。いまできることがどの程度のことか、ということだ。ここまでシーズンを過ごしてきて、いまの自分が分かってきた。確かに10年、15年前にはできたことができなくなっている。それでもまだいいショットは打てるし、できる限りでいいスイングを身に付けてきた」(ウッズ)

「以前は、脊髄を気にすることなどなかった。長年に亘って、そんな不安はなかった。けれどいまは違う。シーズン中、膝もぼろぼろだ。けれども、そうした中でうまくやってこられた。ただ、脊髄に治さなければいけない点があるのは、ちょっと厳しい」

「日によっては、以前に比べてスピードや柔軟性や動きに欠けることがある。いま42歳。腰の手術を4度受けた。体調はその日その日によって変わる。それをやりくりしなければいけない。若い頃は、こんな心配はまったくなかった。背中に治さなければいけないところなどなかったからだ。膝が痛むことはあったけれど、プレーはできた。脊髄の故障は、そうはいかない」(ウッズ)。

今大会の会場であるベルリーブCCは、ツアーの選手たちにとって比較的なじみの薄いコースである。週末の雨の予報を考慮すると、ごく平均的なのではないかとウッズは思っている。

「誰に有利とか不利とか、そういうことはないように思う。ボールが止まるから、強いて言えば高いボールを打てる選手が有利なのではなかろうか。ランは期待できない」(ウッズ)

「それに暑くなりそうだし、蒸し蒸ししそうだ。私は高いボールを打つタイプだ。そうしたプレーが必要になる」とウッズは話した。

ウッズには現在、ライダーカップのメンバーに選ばれる資格がない。ジム・フューリックがキャプテンの推薦枠を使ってウッズを選んでくれるのではないかと、多くのファンが楽しみにしている。ヨーロッパのキャプテン、トーマス・ビヨンは、ウッズはいまでも強敵だと言う。ウッズ自身もそう思っている。

「マッチプレーのチャンスがもらえるといいね」(ウッズ)。

原文:PGA Championship 2018: Tiger Woods still dealing with physical challenges of comeback
翻訳:Hirokazu Higuchi

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