ラファエル・ナダルが新型コロナ感染、全豪OP出場は不透明に

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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プロテニス男子シングルス世界6位のラファエル・ナダルがムバダラ・ワールド・テニス選手権出場後、スペインに帰国した際、PCR検査で陽性とわかった。来年1月17日開幕のテニス4大大会初戦となる全豪オープン出場が不透明な状況となった。

ナダルは12月16〜18日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開催されたエキシビション大会「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」に出場。左足の手術から回復し、8月以来の復帰戦を行っていた。

同大会中には選手・関係者に対して複数回のPCR検査が行われ、ナダルも17日の最後の検査時点で陰性だったものの、20日、母国スペインに帰国した際のPCR検査では陽性となった。

来年1月17日開幕の全豪オープン出場者には、隔離期間などを踏まえて12月27日からメルボルン行きのチャーター便が準備されているが、陽性が明らかとなったナダルは年内に出国できない可能性があり、出場が危うい状況に追い込まれた。

当初の予定では全豪OP前哨戦となる1月3日開幕のATPカップ(メルボルン、ATP250)で調整し、本番に備える予定だったが、検疫期間と大会日程的にも出場は不可能とみられる。


ムバダラ・ワールド・テニス選手権では、アンディ・マレー(英国)、シャポバロフ(カナダ)に連敗しており、前向きなコメントを述べつつも、本調子ではないのか、「私が全豪にいることを100パーセント保証することはできない」というコメントも残していた。

さらに「私はお金のためでもなく、単に楽しむために(テニスを)プレーしているのではなく、目標を達成し続けるために、または少なくとも目標を達成しようとするプロセスを楽しむためにプレーしています」と話しており、ナダル本人は全豪OP出場にはこだわらない可能性があるようだ。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。