メドベージェフが全豪OP決勝へ…復活のナダルと激突へ

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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テニス4大大会(グランドスラム)の全豪オープン(メルボルン、ハードコート)は、現地時間1月28日に男子シングルス準決勝が行われ、世界2位で第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が、同4位で第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を7-6(7-5)、4-6、6-4、6-1でくだし、昨季に続き決勝進出となった。

先に行われた男子シングルス準決勝第1試合では、同6位で第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、同7位で第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を3−1で破り、3年ぶり6度目の決勝進出を決めていた。

ビッグスリー世代をようやく捉え始めた新世代勢同士の準決勝。第1セットから熾烈な攻防をみせるが、メドベージェフが先制。第2セットはチチパスがブレークを奪い、イーブンに。

チチパスがいい流れをキープしたかに見えたものの、昨シーズンから大一番での場数の差が出る形でメドベージェフが盛り返し、第10ゲームでブレークを決めて流れを引き戻した。対するチチパスは第4セットで粘り切れず、ミスを重ねてブレークを献上してしまう。メドベージェフは勢いのまま攻め続け6−1で決着。セットカウント3−1でメドベージェフの決勝進出が決まった。

メドベージェフは昨季決勝はノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、準優勝に終わっている。今季は足の故障から復活し、快進撃で決勝に勝ち上がったナダルと対峙することになったが、今や新世代の旗手といえる立場となったメドベージェフとしてもビッグスリー超えを明確にしたいところだろう。

メドベージェフは、「グランドスラムの決勝は特別なことだけど、僕はもう準備万端さ。ベストを尽くしてみせるよ」とにこやかに意気込みを語った。全豪OPの男子シングルス決勝は、30日日曜、日本時間17:30頃開始となる。

 

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。