上位シード選手が続々敗退の一方、シフィオンテクが連勝記録更新|全仏OP女子シングルス

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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現地時間5月26日、テニスの4大大会のひとつ『全仏オープン』は、女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング1位で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がアリソン・リスク(米国)をストレートで下し、順当に3回戦に進んだ。一方、2回戦までにバルボラ・クレイチコバ(チェコ)、マリア・サッカリ(ギリシャ)ら上位シード選手が続々と敗退する波乱の展開となっている。

快進撃を続けるシフィオンテクは、世界43位のリスクに対し、第1セットは6-0で完封。第2セットは攻め込まれる場面もあったものの、6-2で決め、約1時間での完勝となった。ツアー連勝記録も更新し、"30"の大台に突入した。

そしてこの連勝記録はさらに伸びると見られている。女子シングルスのトップランカー、今大会第2~10シードまでのうち7人が敗退する異常事態となっているからだ。

第2シードのクレイチコバ、第4シードのサッカリ、第5シードのアネット・コンタベイト(エストニア)、第6シードのオンス・ジャバー(チュニジア)が、第10シードで元世界女王であり2016年全仏覇者のガルビネ・ムグルサ(スペイン)が1回戦で敗退。2回戦でも第8シードのカロリナ・プリスコバ(チェコ)が同227位のレオリア・ジョンジョン(フランス)にまさかのストレート負け。第9シードのダニエル・コリンズ(米国)も、同50位のシェリー・ロジャース(米国)に敗れている。

トップ10シードで3回戦に進んだのは、第1シードのシフィオンテクに加え、第3シードのパウラ・パドサ(スペイン)、第7シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)だけとなった。

また、元世界1位で第19シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)も試合中に起きたパニック発作の影響もあってか、同74位のキンウェン・ゼン(中国)に逆転負けを喫しており、今季の全仏女子シングルスは大物たちが早々に消えている。

シフィオンテクがこのまま今季の全仏OPを制すことになれば、連勝記録は"35"に達することになる。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。