現地時間3月28日、女子テニスのマイアミ・オープン(米国フロリダ州マイアミ、ハード、WTA1000)はシングルス4回戦が行われ、世界ランク77位の大坂なおみが同50位のアリソン・リスケ(アメリカ)をストレートで下した。準々決勝進出を決め、完全復調の兆しをみせている。
3月上旬のBNPパリバ・オープン(米国カリフォルニア州インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)の2回戦で観客のやじを受けて涙の敗戦を喫した大坂が心身ともに復調の兆しを見せている。
引き続きシード権のない大坂は、同23日の1回戦から出場し、同96位のアストラ・シャルマ(オーストラリア)を6-3、6-4のストレートで下すと、翌24日の2回戦では同15位で第13シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に完勝(6-2、6-3)。過去1勝4敗と大きく負け越し、苦手としていた4大大会3度優勝の元世界女王からのストレート勝ちをあげただけでなく、シード持ち上位ランカーからの今季初白星ということもあって「とても大きな意味がある」と話した。また、メンタル面でも上向きで、贔屓にしてくれた観客を友人だと紹介し、笑顔をみせていた。
26日の3回戦は、同74位のカロリーナ・ムチョバ(チェコ)が左腹部負傷による棄権となり、不戦勝でベスト16に進んだ。
大坂は体力を温存できたものの、3日試合がなかったことで試合勘が鈍ったのか、リスケとの4回戦ではファーストサーブでミスが目立つ場面も。しかし、自滅することなく6-3で第1セットを制すると、第2セットもサーブに苦労しながらも第3ゲームでもブレークバックから4ゲーム連取で波をつかみ、そのまま6-4でストレート勝ちを収めた。
Hitting her stride in Miami 🏃♀️
— wta (@WTA) March 28, 2022
🇯🇵 @naomiosaka sets up an enticing quarterfinal clash with Collins after a straight-sets win over Riske!#MiamiOpen pic.twitter.com/1QR09QDOEv
Miami quarters 😊✌🏾 pic.twitter.com/5KODukTBOr
— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) March 28, 2022
3回戦の不戦勝以外はストレート勝ちを重ねており、勝つ度に自信を取り戻してきていることを明かした大坂。29日(日本時間30日)の準々決勝では、同11位で第9シードのダニエル・ローズ・コリンズ(アメリカ)と対戦する。コリンズは1月の全豪オープン準優勝で順位をあげたが、大坂は過去2戦2勝している。
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