海外メディアが考察、錦織圭が抱えるある問題

Sporting News Japan Staff

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日本時間の5月26日、全仏オープン1回戦を迎えた錦織圭は、22歳の若手選手カンタン・アリスを3-0のストレート勝ちで制した。この日は2時間強のプレータイムで終えたが、錦織といえば長いときは4時間を超えるようなロングマッチになりがちで、テニス専門メディアの『Last Word on Tennis』は、これこそが錦織の弱点だと述べている。


弱点は、長期戦になりがちなプレースタイル

錦織の粘り強いプレースタイルは、1セットまたは1.5セットで、試合の流れを一変させることができるが、その一方で試合が続くにつれて、 特にトッププレイヤーに対して「錦織のサーブは遅くなり、些細なミスを犯しやすい」と評している。そしてクレーコートにおいて、この問題は増加する傾向にあるという。ベースラインからの強いショットが打てなければ、すべてが上手くいかなくなるためだ。

錦織圭, サーブ

記事では、2016年のイタリア国際におけるノバク・ジョコビッチ戦の例に挙げている。この試合で錦織は、両サイドからの正確なストロークで第1セットを奪ったものの、第2セットを4-6、第3セットで5-7の末にタイブレークで競り負けているのだ。試合タイムは3時間1分だった。

錦織のサーブは常にアキレス腱であり、身長も高いとは言えず、クレーコートにおいて、錦織のサーブがさらに弱体化する懸念を示している。また、左利きのプレーヤーたちにとっては、錦織のバックハンドに対するアドバンテージが上がるクレーコートはおあつらえ向きだという。


その弱点が大会2週目からチャンスへ?

錦織は、全仏オープンで19勝8敗の記録を持ち、2015年と2017年に準々決勝進出を果たしているが、前者の2015年に今年の2回戦で当たるジョー=ウィルフリード・ツォンガ(当時世界15位)で対戦し、フルセットの末に敗れている。まさしく長期戦が悪い方向に働いた例だ。

ただ、錦織特有のプレースタイルは確かに弱点だが、全仏オープン2週目以降における、選手全体に疲れが見え始める時期からは、逆に“強み”になる可能性があるとも指摘。順当に勝ち進んだ場合、ラファエル・ナダル戦でその効果と錦織らしい勝ち方を見つけることができるのではないかと予想する。

長時間のプレーは、ナダルを含むトップ勢を苦しませ、錦織がテニス界で高く評価されている理由を、自身の手で世界に示すことができるだろうとしている。

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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「※」は提携サイト『Goal』の記事です

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。