2020年全米オープンの男子シングルス覇者ドミニク・ティーム(オーストリア)が、右手首の故障により、今年の全米OPを欠場することを自身のTwitterで発表した。今季の活動を終えて療養に専念する。
— Dominic Thiem (@ThiemDomi) August 18, 2021
ティームは、6月のマヨルカ選手権(ATP250)で負傷した右手首のケガの回復が思わしくなく、以降、試合から離れ、東京五輪も欠場していた。ティームの声明によると、コートで1週間の練習を行ったものの、手首に痛みを感じ、試合に臨める状態ではないことが判明。再び医師の診察を受けると、長期的な治療が必要になったという。
これにより、ディフェンディングチャンピオンとして迎えるはずだった今年の全米OPの欠場に加え、今季ツアーからの撤退も余儀なくされた。
「全米OPのタイトルを守ることができず、シーズンの残りをプレーすることもできなくなり、非常に失望しています。しかし、(長期的治療は)私がしなければならないことであることを知っています。これからの長いキャリアのためにもリスクを冒して復帰を急ぐことは避けねばなりません」
英国国営メディア『BBC』によると、ティームは治療中のトレーニングレベルを維持するため、新しいフィットネスコーチを雇ったという。
もっぱら、欧米メディアの論調はティームの欠場により、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のグランドスラム通算21勝目と、52年ぶりの年間グランドスラム達成の障害がひとつ消えたとしている。
全米オープンテニスは、現地時間8月30日からアメリカ・ニューヨーク市郊外にあるフラッシング・メドウズのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで行われる。国内ではWOWOWで生中継される。
全米オープンテニス2021 第1日放送予定
- デイセッション:8月30日(月)23:45~ WOWOWライブ(生中継、WOWOWオンデマンド同時配信)
- ナイトセッション:8月31日(火)7:40~ WOWOWライブ(生中継、WOWOWオンデマンド同時配信)
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