テニスの4大大会のひとつで、WTAツアーの全米オープン(米ニューヨーク、ハード)は現地時間8月30日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク2位で第3シードの大坂なおみが同87位のマリー・ボウズコバ(チェコ)にストレートで下し、1回戦を突破した。
The 👑 and her court.
— US Open Tennis (@usopen) August 31, 2021
Defending champion @naomiosaka was firing on all cylinders in a Round 1 win. #USOpen pic.twitter.com/xNAyRFqECt
前回大会覇者である大坂は、大会前に「自分を卑下している」などの心境をしたためた長文を自身のInstagramに投稿し、ここ数ヶ月の心のゆらぎを自己分析し、整理していた。4大大会の初戦とあって「いつものように緊張した」というが、生の観客の歓声を受けた大坂はプレーに集中。6-4、6-1と大きな乱れもなくストレート勝ちを収めた。同大会初戦突破は6年連続。
This is the feel-good content we NEED.@naomiosaka shared an Olympic pin with a young fan after her win tonight. 🥰pic.twitter.com/VBLBaBRqJD
— US Open Tennis (@usopen) August 31, 2021
試合後、客席の観衆に感謝した大坂。コートに近い客席に座っていた少女に何かをプレゼントする場面もあったが、東京オリンピックで入手したピンバッチを渡したと明かしている。「昨年は誰もいないなかで寂しかったけど、子どもたちが来てくれたのが嬉しいし、エネルギーを貰えた」と笑った。観客の前でこそパフォーマンスを発揮できると語るなど、インタビューでは終始にこやかだった。
大坂は昨年のBLM問題への主張などで社会的なオピニオンリーダーを兼任するようになったが、29日に「目的を広めたいメッセージはない」と発言し、今年はその肩の荷をおろして大会に集中する意向を示していた。30日に投稿した長文も「朝起きられればそれで良い」と結論づけ、自然体でプレーしたいという発露を思わせていた。
9月2日の2回戦では同145位のオルガ・ダニロビッチ(セルビア)と対戦する。2年連続3度目の優勝を目指す。
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