全豪オープン2021:出場選手は14日間の検疫期間を義務

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2月8日に開始される全豪オープンに出場する全選手はメルボルンで2週間の検疫期間が義務付けられる。12月29日、ビクトリア州政府が公式に発表した。

12月16日に男子プロテニス協会(ATP)ツアーが2021年最初の7週間について改訂した日程を明らかにした後、全豪オープン大会当局と州政府はメルボルンパークで開催される本大会についての計画を発表した。

テニス4大メジャー大会のひとつである全豪オープンの来年度開催については新型コロナウイルス感染拡大の影響により不確定要素が取り沙汰されていた。例年なら1月18日にメルボルンで開始されるこのグランドスラム大会は、来年は2月8日から21日までの開催に決定した。

全豪オープンの予選もオーストラリア国外で行われる。1月10日から13日までカタール・ドーハでの開催となる。

国外からの選手はビクトリア州内で14日間の検疫期間が義務付けられる。期間中は隔離された施設内で1日最長5時間までの練習が許可される。その後はメルボルンで行われるウォームアップのためのいくつかの大会に出場することができる。

ビクトリア州政府の声明には「すべての関係者の安全を守るため、衛生当局及び労働党政府が定めた検疫計画をもとに、オーストラリア・テニス協会は新型コロナウイルス感染防止計画を最終化する。厳格な感染予防と管理基準がこれらの取り決めの主要部分になる」とある。

「選手たちとチーム関係者らはオーストラリアへ向けて出発する前に検査を受け、さらに検疫期間中に最低5回の検査を受けることになる。陽性と判断された場合、公共衛生当局によって許可されるまで、通常の検疫措置を受けなくてはいけない」と声明はさらに続けている。

全豪オープン大会ディレクターのクレイグ・タイリーは以下のように述べている。

「100年以上の歴史を持つ全豪オープンは初めて2月に開始されます。私たちが2021年において最高のものになると信じるプレー経験を選手達に提供することを楽しみにしています」

「ビクトリア州のコミュニティは過去の6か月間において、多大な犠牲と努力を払って新型コロナウイルス感染がない貴重な環境を作り上げ、そして守ってきました。最初から私たちの最優先事項は選手たちが全豪オープンに向けて可能な限りの最良な準備ができるようにすることでした」

「メルボルンとビクトリアの経済的かつ心理的な復興と活性化に全豪オープンは大きな役割を果たすでしょう。私たちはそれを実現するためにビクトリア州、国、そして他の州の政府関係者らと8か月間に渡って協議を重ねてきました」

「全豪オープン2021年は地域のビジネスを支えることに他なりません。テニスコーチ、農家、食物やワイン製造者、シェフ、芸術家、音楽家、そうした人たちです。私たちの国が誇りにし、また新型コロナウイルスによって打撃を受けた、特にメルボルンとビクトリアの人々に機会を提供することなのです」

ATPは2月1日から5日までのATPカップを含む3つのウォームアップ大会をメルボルンで開催する。

アデレード国際はメルボルンに開催場所を移し、1月31日から2月6日まで行われるATPツアー・250シリーズと同時期に行われる。

女子テニス協会(WTA)は2つのWTAツアー・500シリーズの大会をメルボルンで1月31日から2月7日にかけて開催し、さらに全豪オープンの2週目には250シリーズの大会を開催する。

(翻訳:角谷剛)

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