全米OP決勝後に物議をかもしたS・ウィリアムズの風刺画は人種差別にはあたらないと判断

Travis Durkee

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オーストラリアの新聞ヘラルドサン紙が掲載したセリーナ・ウィリアムズの風刺画は人種差別にはあたらないとの判断がオーストラリア新聞通信評議会によって下された。

物議を醸した問題の風刺画はウィリアムズが大阪なおみに敗れた昨年の全米オープン決勝で激高している姿を描いたものだ。

上評議会は画中のウィリアムズが大きな唇と広く平らな鼻に描かれ、またアフロスタイルのポニーテールの髪型は試合中のウィリアムズの現実の姿とは異なり、猿のようなポーズをとっていることに苦情立てがあったことを問題視していた。

しかし、ヘラルド・サン紙と画家のマーク・ナイト氏は問題となった風刺画には人種差別の要素は全くないと否定。ウィリアムズの「みっともない真似」を強調しようとしたのだと反論した。

2月25日に評議会はナイト氏の主張を最終的に認める声明を発表している。

以下声明文の抜粋:

評議会はこの風刺画には誇張と不条理な表現手法が使用されてはいるが、ウィリアムズ氏を猿として描いたものではなく、氏の子供じみた愚かな振舞いを風刺したものであるとの出版社の主張を認め、多くのオーストラリアの読者には人種差別のない似顔絵として受け入れられるものだと判断する

この判断にかかわらず、評議会は一部の読者がこの風刺画に不快感を覚えたことも認める

全米オープン決勝戦において、ウィリアムズはスタンドにいるコーチからルール上禁止されている指示を受けたと警告されると、主審を「泥棒」、「嘘つき」と罵った。さらにウィリアムズはラケットを破壊したことで減点を受けると、主審に激しく抗議し謝罪を要求するなどし、最終的に1ゲームをペナルティで失った。
 

元記事:https://www.sportingnews.com/us/tennis/news/controversial-serena-williams-cartoon-deemed-non-racist/1ju8exd276yk01x2il3bc8l3s6
(訳:角谷剛)

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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