ロジャー・フェデラーが全豪オープンを欠場するのは妻が検疫隔離に反対したためだった。豪テニス協会関係者が語る

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ロジャー・フェデラーが全豪オープンを欠場することを決断したのは妻のミルカさんが検疫のための隔離に反対したことが理由だったと豪テニス協会関係者が主張している。

フェデラーがまもなく開催される全豪オープンに出場しないことは昨シーズン中に手術した膝の経過によるものだと見られていた。

フェデラー自身もそれを示唆し、代理人のトニー・ゴドシック氏も昨年12月にフェデラーがメルボルンに行かないことを発表した際には膝のリハビリについて言及した。

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だが、選手たちとの連絡を担当するオーストラリアテニス協会部署の責任者でアンドレ・サ氏は、フェデラーが欠場するとを決めたのは、彼の妻と子供たちがホテルで2週間に渡って隔離されると知ったときだと述べた。

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための措置として、国外からオーストラリアに入国するすべての選手は検疫を受ける義務がある。だが、選手たちは期間中1日に最大5時間まで、ホテルの部屋を出て、指定したパートナーを相手に練習やトレーニングすることを認められている。

かつては世界ランキング20位以内に入ったこともあるダブルス選手だったサ氏は、母国ブラジルでスポーツ専門ケーブルテレビ局『BandSports』に出演し、フェデラーが決断に至る前に、欠場の可能性について議論したことを明かした。メジャー20勝を誇るフェデラーは4人の子を持つ父親でもある。

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サ氏は以下のように述べている。

「本当の理由は検疫でした。1カ月前に彼と話したとき、私は彼には2つの選択肢があることを伝えました。彼は家族全員と一緒に来て、検疫を受けることができたのです。問題はミルカさんと子どもたちがホテルの部屋から出られないことです。家族は14日間ずっと部屋にいなくてはなりません。例外は選手たちにしか認められないのです」

「フェデラー自身は外に出て、練習をすることができます。しかし家族は外出できません。それはミルカさんにとっては受け入れがたいことでした。もう1つの選択肢はフェデラーが1人でやってくることでした。そうなると、最短でも5週間は家族と離れ離れになります。すると彼はこう言いました。“おいおい 私は39歳で、子どもが4人いて、20回グランドスラムで優勝しているのだよ。私はもはや家族から5週間離れなくてはいけないようなステージにはいないよ”とね」

元世界ランキングNo. 1のフェデラーは昨年の全豪オープン準決勝戦でノバク・ジョコビッチに敗れて以来トーナメントには出場していない。

今年の全豪オープンは新型コロナイルスの影響で3週間遅れた2月8日に開幕する。

(翻訳:角谷剛)

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