女子プロテニスの元世界女王セリーナ・ウィリアムズ(米国)が、自身のInstagramで全米オープンを欠場すると発表した。太ももの裏のケガの回復が思わしくなく、治療に専念する。
WTA世界女子シングルスランキング22位のセリーナは、6月のウィンブルドン選手権の1回戦(相手はアレクサンドラ・サスノビッチ)で右脚太ももの裏を負傷し、途中棄権していた。以降、東京オリンピックも欠場し治療を続けていたが、ホームである米国でのグランドスラム(4大大会)には間に合わなかった。
セリーナは自身のInstagramに欠場をメッセージを投稿。医師や医療チームのアドバイスを受け、太もも裏の筋肉を完治させるためにはさらなる時間が必要になったという。
「ニューヨークは私のお気に入りの場所の1つです。ファンの皆さんに会えないのは寂しいけれど、遠くから大会を応援します。またお会いしましょう」と述べている。
セリーナにとって全米OPは思い入れのある大会で、17歳11ヶ月で挑んだ1999年大会決勝でマルチナ・ヒンギス(スイス)を破り、アフリカ系アメリカ人として1958年のアリシア・ギブソン以来史上2人目のグランドスラム覇者になった。この初タイトル以降、同大会で通算6度優勝している。
グランドスラム優勝回数通算23度に達するが、2017年の全豪オープン制覇で途絶えており、2018年の長女出産を経て復帰した以降は、グランドスラムで4度決勝進出を果たした一方、いずれも敗れていた。
全米オープンテニスは、現地時間8月30日からアメリカ・ニューヨーク市郊外にあるフラッシング・メドウズのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで開幕する。国内ではWOWOWで生中継される。
全米オープンテニス2021 第1日放送予定(以下の日時は日本時間)
- デイセッション:8月30日(月)23:45~ WOWOWライブ(生中継、WOWOWオンデマンド同時配信)
- ナイトセッション:8月31日(火)7:40~ WOWOWライブ(生中継、WOWOWオンデマンド同時配信)
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