セリーナ・ウィリアムズがアキレス腱の負傷により全仏オープンから棄権し、全米オープン直後の強行日程に言及

Peter Hanson

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セリーナ・ウィリアムズは全仏オープンの2回戦でツベタナ・ピロンコバと対戦する予定であったが、試合直前になってからアキレス腱の負傷を理由に大会から棄権した。

ウィリアムズは米国が誇る偉大なテニス選手だ。9月28日(日本時間29日)の1回戦でクリスティー・アンをストレートで破り、マーガレット・コートが持つ史上最多記録に並ぶ24回目のグランドスラム優勝へ一歩近づいたばかりだった。

だが、39歳のウィリアムズは9月30日(同10月1日)のピロンコバとの試合直前になって、ローラン・ギャロスでこれ以上プレイしないことを発表した。

ウィリアムズは全米オープンの後に回復のための時間が十分ではなく、わずか2週間と少し前にビクトリア・アザレンカに準決勝で敗れたばかりであったことが棄権の決断に影響したと述べた。

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ウィリアムズは以下のように語っている。

「パリでプレイすることは大好きです。クレーのコートも本当に好きです。何と言ったらよいかわからないけど、楽しいと思えるのです」

「私は精一杯頑張ろうとしました。全米オープンの後、私のアキレス腱がきちんと回復するための時間が足りませんでした。少しはよい状態にまで持ってくることはできましたが、長い目で大会を見た場合、これから何試合も行うことができるかは疑問で、それはとても無理だと思いました。歩くにも苦労しているぐらいですから。それは私が回復に専念するべきだというサインだと思います」

ウィリアムズにはローラン・ギャロスで3回のシングルス優勝歴がある。その最後は2015年に決勝戦でルーシー・サファロバに勝利したときのものだ。

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9月初め、全米オープンの準々決勝戦で、ウィリアムズはピロンコバに第1セットを失いながらも、逆転勝利を収めている。

このベテランは今回の挫折にもかかわらず、身体的にはまだプロテニスに要求される能力を自分は備えていると主張し、以下のように述べている。

「私の身体が動きたがっていることを感じます。これは長引くような怪我ではなく、急性のものです。もしこれが膝だったら、私にとってはもっとひどいことになっていたでしょう。ただ、今回の怪我は急性のものなのです」

「私の身体は上手く動いているように感じています。上手く言葉が見つかりませんが、今回はタイミングが悪かったし、ニューヨークでは本当に運も悪かったです」

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「こんなことになってしまいましたが、私の身体は本当に上手く動いています。私は20年以上練習し続けてきましたので、あまり長い間じっとしていることはできないのです」

「私はトライしました。いつも100パーセント全力を尽くします。それは皆もわかってくれるでしょう。ひょっとしたら100パーセント以上を求めてしまうのかもしれません。それが自分への慰めになります」

「もし悪化したらと考えると、アキレス腱の怪我はけっして軽く見てはいけないものです。それは考えられる最悪の状況で、私はそれを避けたいと思います」

(翻訳:角谷剛)

Peter Hanson