ジョコビッチが過去5回優勝のBNPパリバOP欠場へ…女子は大坂、バーティらも欠場

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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男子プロテニスシングルス世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、現地時間10月7日から開幕するBNPパリバ・オープン(米カリフォルニア州インディアンウェルズ)を欠場すると大会主催者が発表した。女子でも大坂なおみ、アシュリー・バーティ(オーストラリア)らの欠場が明らかになっている。

全米オープン決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れ、年間グランドスラム達成を逃したジョコビッチ。ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)と並んでいたグランドスラム通算優勝20回の記録更新も棚上げとなっていた。遡れば東京五輪の男子シングルスも準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に敗れ、銅メダルにも届かなかった。

BNPパリバOPはフェデラーと並んで5度優勝するなど相性の良い大会だが、34歳のジョコビッチにとってキャリア最大の挑戦に臨んだ今季だっただけに、心身共に疲労を癒やすタイミングであることは想像に難くない。大会公式Twitterでの発表に合わせ、ジョコビッチも自身もTwitterで欠場のメッセージを投稿した。

「インディアンウェルズでファンに会えず、私のお気に入りの砂漠でプレーすることができず、申し訳ありません。来年お会いできることを楽しみにしています!」

大会ディレクターのトミー・ハース氏は、「ノバクが今秋、BNPパリバオープンに参加できないことはとても残念です。来年3月に彼がテニスパラダイスに戻って、この砂漠のコートで6度目の優勝を争う姿を見たいと思っています」と述べた。

ジョコビッチの復帰時期は不明だが、11月にイタリア・トリノで開催されるATPファイナルズ出場は確定しており、それまでに復帰すると見られている。

男子では、フェデラー、ナダル、ドミニク・ティーム(オーストリア)らがケガの療養のためシーズン終了を発表しており欠場となる。

女子でも全米OP敗退後に休養宣言した大坂なおみや、ウィンブルドン選手権初戦で右脚を負傷して休養中のセリーナ・ウィリアムズ(米国)、詳細は不明だが女子シングルス世界1位のバーティらの欠場が発表されている。

一方、予選から勝ち上がり全米OPを制した新星エマ・ラドゥカヌ(英国)が主催者推薦で出場することが発表されており、今大会の結果次第でWTAファイナル出場が実現するか話題となっている。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。