ジョコビッチがパリ・マスターズ6度目の制覇、年間最終1位も確定

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

ジョコビッチがパリ・マスターズ6度目の制覇、年間最終1位も確定 image

プロテニス男子シングルス世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が現地時間11月7日、パリ・マスターズ決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)をくだし、通算6度目の優勝を飾った。同大会中に年間最終世界1位も確定させた。

ジョコビッチは、全米オープンの決勝の相手でもあり、前回覇者メドベージェフを4-6、6-3、6-3でくだした。第1セットは手酷いミスで嫌な流れに傾きかけたが、第2セットで立て直し、見事逆転勝利へと持ち込んでみせた。

同大会6度目の優勝にして、ラファエル・ナダル(スペイン)と並んでいたマスターズ大会通算優勝数は「37」で単独トップに立った。メドベージェフとの年間最終1位争いも本大会で制し、通算7度目のシーズントップ完走を果たした。

今季はゴールデンスラム、年間グランドスラムの失敗というジョコビッチにとってハードなシーズンとなったが、ポジティブなシーズンフィナーレに向けて同大会に臨んだジョコビッチ。勝利後にはスタンドで観戦していた妻や子どもたちと喜びを分かち合った。

11月14日からイタリア・トリノで始まる今季最終戦ATPファイナルズ(室内ハードコート)では、ロジャー・フェデラー(スイス)の持つ最多優勝記録である6回目に並ぶことができるかが焦点となる。

今季のファイナルズは、ジョコビッチと世界2位のメドベージェフのほか、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)、キャスパー・ルード(ノルウェー)、フベルト・フルカチュ(ポーランド)のトップ8名によって争われる。

▶テニスを観るならDAZNで。1か月間無料トライアルを今すぐ始めよう

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。